元旅行会社勤務ワーママの旅育・子連れ海外旅行のタイミングや注意点

我が家では、私が以前旅行会社に勤めていたという事もあり、国内・海外問わずよく旅行に行っています。娘が産まれてからは海外旅行は減りましたが、それでも何度か行きました。私自身も旅行好きな家庭に育ったし、子供にとっては普段とは違う様々な経験が出来るし、親も楽しい。旅育は本当にオススメです。それに、例え海外旅行でも安く行くコツはあるんですよ。

旅行会社と言っても、秘境系の旅行会社だったので、これまでに行った国はと言えば、このブログの名前のキッカケとなったガラパゴス諸島はじめ、ペルー、ボリビア、コスタリカ、ブラジル、ケニア、マダガスカル、南アフリカ、ボツワナ、ジンバブエ、インド、ネパール、モンゴル、ボルネオ、スリランカ、キューバ、などなど、モンゴルなんて2回とも馬に乗って大草原を疾走するツアーだったので、添乗員というよりはずっと馬に乗っておりました。。

独身の頃は、離れて暮らしているとは言え、一応母には行き先を伝えていましたが、「今度添乗でマダガスカル行ってくるよ~。」と伝えても、「え?この間行ってなかった?ガ・・パ・・何とかっていう島。」「ガラパゴス?違う違う、今度行くのはマダガスカルだよ。ガしかかぶってないけど!」「もう~お母さん、覚えられない。もう少しわかりやすい国に行って。」「そんな事言われても、、こっちは仕事で行くんだから選べないよ。」とか、そんな感じでした。。

でも安心して下さい。ヨーロッパやアメリカやカナダなんかにも行ってますから。
添乗や視察ツアー、出張、自分の休暇で訪れた国は30カ国を超えているような・・。

子連れ海外旅行のタイミング

パスポートは娘が6ヶ月くらいの時に、仕事に復帰したら面倒になると思い、行くかどうかもわかっていませんでしたが、復帰前に取得しておきました。子供のパスポートは5年有効なので、5歳まで使いますが、写真は6ヶ月の時に撮った写真のまま。
2歳前にオーストラリアに行った時は、入国審査官がパスポートの写真が6ヶ月の赤ちゃんなので、「んん??」と念入りに見比べていました。

2歳前までに行くと子供の飛行機代はほとんどかかりません。この時期を逃してなるものかと、小さい頃は相当のグズリ屋だった娘にヒヤヒヤしながらも、1歳前にグアム 2歳になる前にオーストラリアに行きました。そして、小学生になると学校を休めなくなるので、小学生になる前に、ハワイと台湾へ行きました。

小学生だと、親が休めるのであれば、春休みシーズンが子供は学校休まなくていいし、そんなに高くない時期なのでオススメです。ただ、小さい子供を連れての海外旅行は色々と大変な事もあります。

子連れ海外旅行でのポイントや注意点

オムツがはずれていない場合は、大量のオムツが必要です。全部持って行くのは大変なので、現地調達した方がいいでしょう。ただし、水遊び用のオムツは海外では売っていない事が多いので、海やプールに入る場合は日本から持参した方が良いです。

グアムに行った時は1歳になっていなかったので、ミルクも離乳食も必要。スーツケースの中が、娘の服やミルク、離乳食でパンパンになりました。

結構面倒くさかったのがお湯の手配、、。ホテルの人に頼めばお湯をもらえますけど、ちゃんと沸かさずレンジでチン、とか、赤ちゃん用のお水を渡したのに、確認したら、なぜか水道の水にされたりと、毎回お願いするのがややこしかったです。部屋でお湯を沸かせる旅行用の機械を持って行った方がラクかなと思います。今は液体ミルクがあるので、その方がラクでしょうね。重いだろうけど。

時差ボケ対策も必要です。
夫の友人夫婦がお子さんが2歳前に、やはりほぼタダだからと、ラスベガスとグランドキャニオンに行った時の体験談なのですが、、。

アメリカとは時差が日本と真反対くらいなので、昼間観光している間は子供は時差ボケでずーっと寝ていたそう。親としてはまぁラクなので、無理に起こさなかったそうです。しかし、夜、子供は寝れなくてずっと泣いていて、反対に親は疲れで爆睡してしまい、泣いているのに気がつかなかったそう。私は話の成り行きに「あれ~、アメリカだとそれヤバくありません?」と聞いたところ、「あー、ご存じですか?私全然知らなくて。。そうなんですよ。真夜中にドアをドンドンドン!ってノックする人がいて、、びっくりして飛び起きたら、警察だったんですよ~!」・・・ですね。

アメリカは子供の虐待防止に厳しい国なので、基本子供を1人で部屋に置いておけないし、ましてやずっと泣き声がしようものなら、虐待とみなされ、警察が来ちゃうらしいですが、本当に来るんですね。パパは多少英語が話せるそうで、事情を説明したら、警察はすぐ帰ってくれたそうですが、もし英語が話せなかったどうなっていたかと思うと怖かったとの事。そうですよね。という事で、これは結構大変な事態になりかねないので、注意が必要です。

時差がある国って、大人でも大変なので、小さい子供となると、時差にすぐ順応する子もいれば、全く順応しない子もいるので、そうなるとこのような事件になってしまう訳ですね。我が家は、この話を聞いて、2歳前の時は時差がほとんどないオーストラリアにしました。

あとは機内で大人しくしてくれるかどうかも悩みどころです。
グアムは近かったので何とかなりましたが、オーストラリアは、新しいオモチャや絵本、DVD等を用意しておいて、機内で初めて渡して遊んでもらったりしました。夜出発はオススメです。オーストラリアは行きは夜出発だったので、機内で寝てくれました。帰りは結構起きていたので、ちょっと大変でした。

ピークシーズンに安く海外旅行に行くコツ

1番いいのはマイレージで行く事ですよね。
グアムいはマイレージで行きました。マイラーというほどではないですが、なるべくマイレージが貯まるクレジットカードで支払うようにしているので、出産入院費用もカード払いしてマイルを貯めました。

オーストラリアに行った時はジェットスターの格安運賃があったので、結構安かったです。前職は比較的休みが取りやすかったので、良かったのですが、転職後はお盆かお正月しか休みがないので、さすがに高い。

旅行会社勤務経験のある人は、カレンダーをよく見ています。いつものクセで年間カレンダーを見ていて、9月のシルバーウィークが会社を2日休めば6連休になるのを発見。気がついたのは、前の年の12月でした。2日くらいだったら休めそうだな、と思い、小学校入学前なら子供も保育園休めますし、これは海外旅行に行かねば、という事で、行き先をどうしようかと思いました。

もう6歳になるので、そろそろ時差ボケは何とかなるかなぁと思い、大人も子供も楽しめる場所は・・と検討した結果、、久しぶりにハワイがいいかも!と思いつきました。ちなみに赤ちゃんの時に作ったパスポートは期限切れになる為、書き変えになりました。

航空運賃は基本、どの国でも、その国のピークシーズンとオフシーズンで値段が上下します。日本の場合、ピークシーズンは休みを取りやすいゴールデンウィーク、夏、シルバーウィーク、年末年始です。当然ピークシーズンは旅行価格が高いし、オフシーズンは安め。シルバーウィークは、9ヶ月先でもやはりお休みを取りやすい時期にあたるので日本発着便はやはり値段が高かったです。

そんな時でも少し安く出来るコツはあるんですよ。日本発着ではない便だと安くなるんです。
どういう事かというと、、

日本ーホノルル間は日本のピークシーズンにあたるので高いんですが、韓国ーホノルル間はだいぶ安いんです。(一応この時期韓国もホリデーシーズンなのですが、日本ほど航空券代はあがらないようですね。)
そうすると、日本ー韓国間は高くても、韓国ーホノルル間という長距離路線の値段が安ければ、トータルで考えると安くなるのです。
なので、色々と調べた結果、関空ー韓国経由、ホノルル行きのアシアナ航空が1番安かったです。

JALの日本ーホノルル間の航空券が15万円以上している時期に、関空ー韓国経由のホノルル行きは大人が8万円ほど、子供は6万円くらいでした。しかも、日本と韓国は近いので、韓国ーホノルル間のフライトと、日本ー韓国間のフライトスケジュールはほぼ変わりません。
(現在関西に住んでいる為関空発着ですが、成田でも理論は同じです。)

要するに、1日目は関空からホノルルに向かう便は夜出発です。で、同日にホノルルに到着です。
韓国経由になる場合は、関空から韓国に向かいます。それから、韓国発ホノルル行きのフライトに乗り換える訳です。ホノルルに着く時間はほぼ同じです。

スケジュールはざっくりとですが、こんな感じです。

JALの場合

1日目:関空 20:00発→ ホノルル 10:00着

2~4日目:ホノルル滞在

5日目:ホノルル 11:00発
6日目:関空 16:00着

アシアナ航空の場合

1日目:関空 10:00発→ 韓国 12:00着
韓国 20:00発→ ホノルル 10:00着

2~4日目:ホノルル滞在

5日目:ホノルル 11:00発→
6日目:韓国 17:00着
韓国 19:00発→ 関空 21:00着

日本から韓国に行き、韓国からホノルルに行くは、安く行けるし、ハワイでの滞在時間は日本から直接行くのとほぼ変わらないとは言え、日本ー韓国間のフライトは約2時間。韓国ーホノルル間のフライトの乗り継ぎ時間もありますので、結構遠回りにはなります。でも、それで半額くらいで行けるなら、そして私は経由地でのストップオーバーは好きなので、あまり気にならないんですよね~。

あと、韓国に友達がいるので、もしかしたら会えるかなと思い、朝、関空から韓国へ行き、昼頃韓国到着、夜韓国からホノルルへ向かうフライトにしました。そうすれば、昼間の乗り継ぎ時間に空港からソウル市内まで行けば、友達に会えるかもしれないと思ったのです。

残念ながら、会う予定にしていた友達が前日から体調を崩してしまい、会えなくなってしまいました。でもご心配なく!

韓国の仁川空港には、トランジットツアーという、乗り継ぎ客の為に無料で参加出来るツアーがあるのです。無料??と驚かれるかもしれませんが、無料です。

事前に予約も出来ますが、我が家は空港についてから、一応友達に体調を聞いてみたところ、やはり回復していなかったので、会うのはあきらめて、その場でツアーを申し込みました。ソウル市内まで行って帰るツアーは時間がかかるので、ボートツアーに申し込みました。英語でのツアーですが、まぁ空港から観光して、空港に戻ってくるまで、ガイドさんがお世話してくれるので、参加してしまえば何とかなります。

我が家が参加したツアーは、バスでボート乗り場まで行き、途中でちょっとした観光地にも立ち寄り、ボート(結構大きな船)に乗って、空港近くまで戻ってきて、バスで空港まで送ってくれる、という内容でした。トランジットツアーについては、またの機会に詳しく書きたいと思います。

LCC(格安航空会社)がどんどん増えているので、色々と調べていると、お得な料金を発表している事があるので、それもオススメです。

旅育は素晴らしい

娘は今小学生ですが、さすがに1歳くらいだと何も覚えていないようですが、2歳直前に行ったオーストラリアでは、カンガルーを見たり、いくつか断片的に覚えているそうです。カンガルーを見た記憶ははっきりあるんですって!すごくないですか?1歳の時の記憶があるっていう事ですよ。これはやはり旅育の素晴らしい点です。

子供でも、何となく、あれ、なんだかいつもとは全然違う場所にいるな~、というのはわかるみたいですね。我が家は娘が小さい頃から旅行していたので、娘も旅慣れていて、どこに行っても動じず、すぐに慣れて楽しんでいます。

例え英語圏に旅行に行ったとしても、旅行中に英語が出来るようになる、とかそういう奇跡は起きないと思いますが、「Thank you」くらいは覚えられるし、何となく、英語ってしゃべれた方がいいんだな、っていうのは一応思うみたいですね。

カード払いでコツコツ貯めていたマイルが増えてきたので、またどこかに行きたいなぁと思案中です。娘が大きくなるにつれ、習い事などの費用もかかるので、どんどんお得に旅したいと思っています。

ABOUTこの記事をかいた人

フルタイム勤務のワーママを経て、フリーランスへ。サロン開催、サークルや、PTA、学童の役員等で、多くのワーママと関わってきている。海外との仕事をする機会が多く、添乗や出張、旅行等で30カ国以上を訪問。 ドイツ親子留学が延期となり、娘は公立小学4年生からインターナショナルスクールへ転校し、卒業。 国際教育相談のサービスも展開するライター。
120時間のTEFL(Teaching English as a Foreign Language)コースを修了。
♦GCS認定コーチ
♦Points of You® Explorer(国際資格)
♦『edu JUMP!』『留学プレス』等でライターとしても活動
♦ Certificate of 120 Hour Advanced TEFL Course