ワーキングマザーは保育園に預けている子供が病気の時どうしてるの?病児保育とは?

保育園生活が始まると、育休中はあまり病気をしなかった子供も熱を出したり色んな病気をもらってきたりします。
病気になる頻度は子供によって違いますよね。いつも病気をしている子もいれば、あまり病気しない子もいるのです。それでも、最初の頃は、保育園からしょっちゅう熱が出ました、と呼び出しコールがあるかもしれません。病気ばかり・・、ほとんど保育園に行けていない。。とため息をつくワーキングマザーは多いでしょう。あまりにそれが続くと、仕事を続けていけるのだろうか、退職せざるを得なくなるのではないか、などと考えてしまいますよね。

保育園では基本37.5度以上あると預かってくれません。朝元気に保育園に行ったとしても、途中で熱が出ると保育園からすぐに迎えに来て下さいと電話がかかってきますし、朝から熱があれば当然登園出来ません。インフルエンザやアデノウィルスなどの感染症だと、5日間ほどは保育園に登園禁止となってしまいます。そうなるとどうしたら良いのでしょうか・・。

保育園に通いだすと子供は病気ばかり?ワーキングマザーはどうしてるの?

親が近くに住んでいてお願い出来る場合は良いかもしれませんが、そうでない場合は、小児科等がやっている病児保育の施設があり、預ける事が出来ます。自治体の補助金があるようで、だいたい1日数千円程度。しかし問題は、こういう病児保育施設は非常に数が少ない事です。1日に預けられる人数にも限りがあります。

あとは、今のところ関東圏に限られていますが、自宅療養型の病児保育のフローレンスが有名ですね。マザーネットなども対応可能地域を増やしてきています。病児保育対応のベビーシッターなど、少しずつ、サポートは増えてきてはいます。
自治体や、大企業などは、それら病児保育を利用する場合に、補助を出してくれる場合もありますので、それも調べておくと良いでしょう。

共働きの我が家が利用した自宅療養型病児保育・フローレンスとマザーネット

我が家も職場復帰前から色々と調べました。前職では私が初めての産休育休取得者で、とうてい子供の病気で休める雰囲気ではありませんでした。

赤ちゃんて平熱高めですよね。娘は平熱が36.6~8度くらいで、36.8度だと、37.5度なんて、0.7度の差。毎朝ヒヤヒヤしていました。

病児保育について調べましたが、行ける範囲では一カ所しかなく、しかも定員1日5人・・毎年待機児童数でワースト5に入る区に住んでいたので子供も多いはずです。
「保育園に入るより病児保育枠に入る方が難しくない~!?」と夫に毒づいてました。義理の両親は高速で1時間ほどの距離に住んでいますが、結構忙しく過ごしているようだし、実の親ならともかく義理の親だと頼みづらく、一応病児保育のフローレンスも利用する事にしました。

フローレンスは月会費が必要で、また利用する頻度が高いと月会費が上がってしまうので、安くはありません。いえ・・病気の頻度が多ければ、やはり高いと感じると思います。しかし、いざという時の保険というか、保育園入所前は子供がどれくらいの頻度で病気するのかもわかりませんし、会社はワーキングマザーに理解がなかったので、お互い嫌な思いをするのも避けたかったので、登録して利用する事にしました。

関西に引っ越してきてからは私の親が隣の県に住んでいましたが、高速を使っても2時間ちょっとかかる距離。親は協力的でしたが、ちょっと遠いし、一応今度はマザーネットに登録しました。マザーネットは月会費は必要なく、実際に利用する時だけお金がかかるのですが、これも結構高いです。でも、これも安心の為・・と思って登録しました。ただ、マザーネットの場合、登録しているだけなら、費用はかからないのでその点はいいです。

東京にいた時の1年4ヶ月程の保育園生活では、フローレンス、夫が時々平日お休み、義理の両親にもお願いするという3重セイフティネットでどうにかこなし、私は一度も子供の病気で会社を休んだ事がありません。普通は子供が病気ばかりでまともに仕事に行けないとか、有給を使い果たしたとか、兄弟で病気をうつしあってしまい、親も病気になってしまったとか、散々な話を聞きます。

私の場合はもちろん比較的娘が丈夫であまり病気をしなかったのと、たまたま夫が休みの日にタイミング良く発熱したとか、義理の両親がきてくれたり、フローレンスのおかげで、休むどころかそれが理由での遅刻や早退もゼロです。逆に、0歳児を保育園に預けて仕事していて、こういう例の方が少ないので、驚かれてしまいます。

そうは言っても、いつ保育園から、お迎えコールがあるかと、ずっと落ち着かない中で仕事をしていたのは、ワーママなら皆さん経験されていると思いますが、つらかったですねぇ。。

東京での保育園生活で、そこまですごく病気をする子ではない事はわかっていましたが、関西では、たまたま住んでいる地域は多少病児保育が何カ所かあり登録しておきました。マザーネットにも登録、自分の親にも来れる時は来て欲しいとお願いしておき、そして職場は前職と違い、比較的働くママに理解があったので、時々は私が休みました。

住んでいる地域によりますが、ある程度の都市であれば、お金はかかりますが、子供が病気の時に、毎回毎回自分が会社を休む必要がないように、対策を取る事は出来ます。

とは言え、、

実はこういうサービスを知らない、あるいは知っていても利用せず、1人で全て抱え込んでいるワーママって結構多いんです。

我が家はフローレンスもマザーネットも登録していましたが、私の周りで実際に利用している人ってほとんどいません。フローレンスは関東圏にしかありませんが、少しずつ関西でも、同じような形態のサービスは出てきています。

マザーネットは大阪の会社で、私は東京にいたときから知っていましたが、関西に引っ越してからも、マザーネットを知らない人も多いし、実際に登録している人にあった事がないのです。病児保育をしてくれるベビーシッターサービスを利用しているワーママが1~2名くらいいたかなぁ~?・・くらいで、ざっくり数えても200人以上のワーキングマザーを知っていると思いますが、それでもほとんど利用者はいない。

関西では地域性というか、たまたま近くに病院に併設されている病児保育施設があるので、それを利用しているワーママは多いのですが、こういうフローレンスやマザーネットのような自宅療養型を利用しているワーキングマザーは私の知り合い、という狭い範囲内ではありますが、誰もいない・・・。

病児保育施設については、もっと施設を増やして欲しいと思います。こういう施設が増えていけば、子供が病気の時に仕事を休まずにすみますし、金銭的負担も少なめ。親も会社に迷惑をかけずにすみます。
こちらの記事でも書きましたが、保育料を無料にする前にやることはあるのではないでしょうか・・。

しかし、実は我が家は、最初に近くの病児保育を利用する為に初めてその病院を受診した際に誤診されて怖い思いをした事があり、それ以降怖くて使えなくなってしまったんですよね。
一応こういう事もあるんだ、という事は知っておいて頂ければと思います。

我が家が利用しようとした病児保育は小児病院が運営しているので安心していました。病児保育を利用する場合は、その小児病院での受診が必要でした。いつもは違う病院を利用していたので、先生の腕前とか性格も知らずに受診せざるを得なかったのですが、中耳炎と言われたものの、薬を飲んでも38度後半の熱がずっと熱が下がらないので、再度受診してもまた中耳炎と言われました。

ちょっと心配になり、弟の奥さんが総合病院の小児科の看護師さんをしているので、電話して症状を話したのです。そうしたら、「川崎病かも知れないから、大至急大きな病院に行って血液検査をした方がいい。」と言われて、慌てて総合病院に行ったら、その通りでした。そのまま2週間入院でした・・。川崎病は発見が遅れると後遺症が残るかもしれない怖い病気です。幸い、後遺症は残らなかったので良かったのですが。。まぁこれはたまたま、我が家の体験で、他の病児施設でそんな事があったと聞いた事はありませんが。。

病児保育施設と違い、フローレンスやマザーネットのような自宅療養型を利用するのを躊躇する人は多いですね。
おそらく、こういうサービスを利用しようと思ったら、まずは考え方を変えないとなかなか難しいのかもしれません。友人のワーママ達も、結局は何も利用せず、子供が病気の時は自分が休み、会社にも迷惑をかけるし、自分も仕事が出来ない・・、という悪循環にはまってモヤモヤしている人は多いです。

当時はフローレンスを利用するには、一度説明会に出席してからでないと登録出来ませんでした。そこで、職場復帰前に説明会に参加してきて、何だか涙が出そうになったのを覚えています。
帰ってから夫に、「なんか、、涙が出そうになったよ~。」と話したら、登録する為の説明会に行っただけの妻が泣きそうになっているのを見て、「なんで!?」と驚いていました。そりゃそうですよね。。

子供の病気は永遠には続かない。それまでは考え方を変えて、柔軟に対応してみよう

私は仕事でヨーロッパの人達と関わる事が多く、ライフスタイルや社会政策等色々と感じる事があり調べていました。

でも自分の考え方に確信を持つことは出来ませんでした。当時、周囲からは真逆の事を言われて、ダメだしをくらっていたからです。しかし、フローレンスの説明会に参加して、あれ・・?私の考えている事と同じじゃないか・・。と思ったのです。

興味のある方はウェブサイトを見て頂ければと思いますが、一応書いておきます。

フローレンス 病児保育憲章

1.子どもの病気は丈夫な体を創るために必要な発達プロセスです。だから誰も悪くありません。
2.子どもの病気は親だけでみるべきものではありません。
   だから安心して病児保育のプロに任せていいのです。
3.子どもの病気は親子のピンチ。ピンチの時は、みんなで助ける社会が良い。
だから病児保育は社会にあってあたりまえのインフラです。

こういう理念を掲げる理由として、代表の駒崎弘樹さんは、こう説明しています。

「あなたの愛する子どもは、あなたの子どもであると同時に、私たち社会全体の子どもだからです。
親だけが子育てする社会から、社会全体でそれを支え、伴走し、共に子ども達を育む社会へ。」

当時から、私は子供を育てるのに、親だけが抱え込まない方が良い、と考えていました。子供の虐待が減らないのも、それが原因ではないかと思っていたのです。しかし、そういう考えに自信を持ってはいませんでした。
周囲では、自分の子供なんだから、親だけで責任を持って育てるべきだ、他を頼るべきではないという考えを持っている人は多かったのです。いや、今でもそう考えている人は多いかもしれません。

新米ママであった私は、そういう考え方の方がむしろ自然なのかもしれないと感じていました。でも、それでは仕事をしながら子供を育てていく事が難しい。他の国ではどうなっているんだろうと思って、色々調べていくうちに、こういう考えに至った訳です。自分がニューヨークでベビーシッターをしていた時にも、そうやって上手に色んな方法を利用して子育てしている姿を見ていたのも大きかったと思います。

ついでに言わせて頂くなら、これは何も育児だけでなく、介護にも同じ事が言えると私は考えています。育児も、介護も、家族だけで抱え込む事ではなく、社会でそれを支えていくべきだと考えています。

私はフローレンスの関係者でも、回し者でもありませんが、この理念が、当時の私にとっては、一筋の光となりました。娘は比較的丈夫で、夫や義理の両親、自分の親の協力もあって、実際にフローレンスを利用したのは数回程度ですが、こういう考え方にとても助けられました。

マザーネットも代表の上田理恵子さんが、自分がワーキングマザーとして働いていた時に、子供の病気で苦労し、マザーネットを立ち上げたそうです。

今でも、子供の病気で苦労しているワーキングマザーは多いと思います。
けれど、病気に関しては一時的なもので、永久に続くわけではありません。大きくになるにつれて、少しずつ体も強くなり、保育園を休む回数も減ってきます。子供が小さい数年間でも、少し考え方を変えて、お金はかかるけれども、こういうサービスを利用してみたり、自分なりに色んな方法を試してみたらいかがでしょうか?

やっぱり高い、あまり利用価値がない、と思ったら、いつでもやめれるのですから。
そして、それをキッカケに、ワーキングマザーが少しでも家事育児をしながら働く環境が整っていけばいいなぁと思います。

 

 

 

ABOUTこの記事をかいた人

Keiko Hagi (羽木 桂子)

フルタイム勤務のワーキングマザーを経て、現在はドイツ親子留学に向け、フリーランスで働きながら準備中。夫は単身赴任中で、小学生の娘と2人暮らし。ワーキングマザーのサロン開催、サークルや、PTA、学童の役員等で、多くのワーキングマザーと関わってきている。海外との仕事をする機会が多く、添乗や出張、旅行等で30カ国以上を訪問。独自の視点をコーチングに活かし、ワーキングマザーをサポート中。*GCS認定コーチ。