リブリオエッセイ『ツレがうつになりまして。』細川 貂々著  

4回目の参加となりました、今回のふみサロ

毎月課題の本があり、読んで感じた事をエッセイに落とし込んで書く文章サロンです。リブリオエッセイというそうですが、同じ本を読んで書いても、出来上がってくるエッセイは作者の個性が出るので面白いです。

今回は、「準城村賞」という賞を頂きました!書き出すまでに、なかなか考えがまとまらず苦労したので、嬉しかったです。

今月の課題本『ツレがうつになりまして。』細川 貂々著とリブリオエッセイ

今月の課題本はこちらでした。
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かなり前に読んだ本だったので、内容を思い出しながら色々と考えました。私には、好きな仕事をしながらも、ずっと納得がいっていなかった事があり・・、それについて書かせて頂きました。

一応800字程度という決まりがあるので、その範囲内で表現出来る内容を書こうと思って出来上がったエッセイです。

なぜ、「OPTION B」というタイトルなのか?
・・・それは、ちょうどこちらの本を読んでいて、まさにこの話は「OPTION B」についての話じゃないか、と思ったからです 笑。
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「OPTION B」 

納得出来ない事があると、私の脳内では「What’s wrong with that (それの何がいけないの)?」というフレーズがこだます。家族にもよく言っているので、娘には少々、ウザがられている。

今はフリーランスをしている私も、以前は会社員として、何度かの転職、産休育休を経て、かれこれ20年くらい会社員をしていた。その間、日本人はマジメに働きすぎなんじゃないかと、ずっと疑問を感じていた。

旅行会社では、繁忙期は毎日終電まで仕事。休みの日に遊んでいても、仕事が気になる。体調を崩したり、鬱病になった社員もいた。上司は、「定時で終わる仕事なんか、だいたいつまんない仕事だろ?」と言っていた。「旅行の仕事は面白いだろ?残業なんかしょうがない。」と。分からないでもない、でも・・。

面白い仕事して、定時で仕事を終えてはいけないのか?What’s wrong with that ? そう思っていた。

閉塞感。選択の自由がないのだ。ずっと仕事をしていたい人はそうすれば良い。定時で仕事を終えて、自分や友人・家族との時間が欲しいなら、それでも良いはず。 仕事は、人生は、1択ではないはずだ。

輸入会社で欧州の人達と仕事をするうちに、これは理想的な働き方だと感じた。夏は数週間休み、残業はあまりしない。それでも仕事は回るのだ。

娘が社会人になるまでに、もう少し優しい社会になればと願っている。マジメなのは日本人の素晴らしい性質ではあるが、日本で育ち、日本の会社しか知らないと、キツイ。

別の選択肢、OPTION Bも与えてあげたい。その為に親子留学を考えた。

今はコロナで待機中なので、娘はドイツ系のインターへ転校した。公立校と違い先生とメールで連絡が出来るので、気軽にメールを下さいと言われているが、平日16時半以降と週末はメールを確認しないそうだ。それで何の問題もない。

娘が、クラスに日本人の男の子だけど、髪が長い子がいると言うので、「男の子だから、髪が長いのはダメって訳でもないしね。What’s wrong with that?」と言ったら、「確かにね。」と、娘なりに考えていた。

仕事も、時間の使い方も、髪型も、それ以外でも、何だって、「これしかない。」と考えてしまうと苦しくなってしまう。

誰にだって、OPTION Bがあっていいはずだ。

ABOUTこの記事をかいた人

Keiko Hagi (羽木 桂子)

フルタイム勤務のワーキングマザーを経て、現在はドイツ親子留学に向け、フリーランスで働きながら準備中。夫は単身赴任中で、小学生の娘と2人暮らし。ワーキングマザーのサロン開催、サークルや、PTA、学童の役員等で、多くのワーキングマザーと関わってきている。海外との仕事をする機会が多く、添乗や出張、旅行等で30カ国以上を訪問。独自の視点をコーチングに活かし、ワーキングマザーをサポート中。
♦GCS認定コーチ
♦Points of You® Explorer(国際資格)