ワーキングマザーの悩み・小学生の放課後をどうする?保護者運営の学童保育とは?

来年から子供が小学生、というワーキングマザーは、小学生になったら、放課後どうしよう?と悩んでいるのではないでしょうか?

保育園の場合は、希望を出したところで、その通りに入れるかどうかはわからないので、ある意味悩む余地もないかもしれません。
入れたらラッキー、みたいな状況ですから。。

しかし、学童の場合は、もちろん人数にも限りがありますので、希望者が多ければ抽選等になる場合があるとはいえ、保育園よりは希望は出せるでしょう。選べるが故に親としては、どうするか悩んでしまう訳です。

費用も悩みますよね。

我が家は、散々悩んだ末に、少数派の保護者運営の学童を選びました。なぜ悩んだのかと言いますと、やはり保護者運営というだけあって、保護者が色々と行事や役員などを担当しなければならないし、月に1回は保護者会もあります。それらの保護者負担を、働きながらやれるのだろうか?
と思ったからです。

結果的には、保護者運営の学童にして良かったと思っています。WEBなどで見ると、保護者運営の学童って、評判が良くない感想を結構見るので、全ての保護者運営の学童がそうとは言えないとは思いますが、我が家が良いと思ったその理由と実態をお伝えしたいと思います。

ワーキングマザーが悩む小1の壁・小学生の放課後をどうする?

小学生になると、だいたい14時~15時くらいには学校が終わってしまいます。
近くに祖父母などがいない場合は、基本的に学童へ行く子がほとんどです。

学童にも色々とありますが、公立、民間、保護者運営の学童、NPO法人等が運営している学童もありますね。私の周りで1番多いのは公立の学童です。
1番安いのは公立、高いのは民間、その中間が保護者運営の学童やNPO法人等が運営している学童という感じではないでしょうか?

保護者運営の学童とは?

保護者運営の学童とは、まさに・・リンカーンのゲティスバーグの演説ではないですが、保護者の、保護者による、保護者の為の学童です。公立の学童では体制に不満、民間の学童では高すぎる・・ほどほどの価格でも保護者が安心して働けて、子供が学校以外の場所で様々な経験が出来る学童です。

地域によって色々と違うかもしれませんが、私の住んでいる地域では、市の助成金を受けて、保護者で運営しています。

保護者運営学童のメリットとデメリット

メリットとしては、保護者自身が困る事のないように運営していますから、感覚的には保育園と同じ感じ利用出来るのは大きなメリットでしょう。
公立と違い、お休みは日曜日のみで、警報発令時、運動会の代休などで学校が休みの時でも預かってもらえます。学級閉鎖になっても、本人が健康であれば預かってくれます。

我が家も、昨年娘の学級がインフルエンザで学級閉鎖になりました。いきなり15時頃メールがきて、明日から5日間学級閉鎖です。というお知らせが来て、他のワーママは慌ててました。それはそうでしょう~。。我が子は健康なのに、突然明日から5日間学校お休みと言われても、、ですよね。

娘は元気だったので、数人の子供達の為に学童は朝から開所してくれました。お昼ごはんも指導員さんの手作りで、親は準備する必要なし。本当に助かりました。

よく、保育園の時は先生に子供の様子で気になる事があったら相談出来たり、保育園ではどんな感じで過ごしているのかを聞けたけれど、
学童は別に1人1人を注意深く見てくれる訳ではないので、子供の様子が分からない・・等聞く事がありますが、
保護者運営の学童の場合は、指導員さんが、保育園の先生のような感じで色々と話してくれるので、安心感があります。
子供の性格なども良くみて適切な対応をしてくれます。

学童から習い事に行き、学童から帰ってこれるのも助かります。

我が家は、そのおかげで全ての習い事を学童に行っている間に行ってくれているので、週末には何も習い事に行かずにすみます。

学校の宿題や公文の宿題も学童でやってきてくれるので、仕事から帰ってきてから宿題をさせる必要がありません。イヤ、まぁ時々、みんなと公園行ってずっと遊んじゃって~、とか、ブロックでお家作って遊んでて、など様々な理由で、宿題少し残ってるの~。という事はありますが、それはそれで、そんなに楽しかったのならしょうがないか、という感じですよね。

それ以外にも様々なお出かけや行事があります。夏休み中はキャンプや陶芸、プールに映画などに連れて行ってくれますし、冬にはスキーにも行きます。キャンプは1泊2日、スキーは2泊3日で行っています。

キャンプ中は指導員や親の見守りのもと、子供達も飯盒でご飯を炊きますし、カレーも作りますし、魚つかみや自分達で考えた芸を披露したりします。

子供達にスキーを教えるのは、保護者がレベル別に分かれて教えます。基本我が子以外でグループに分かれます。
これがね・・、我が子にスキーを教えるとなると、結構大変なのですが、他の保護者と一緒に、我が子以外の子達を教えるのは数段ラクなんですよね。親の言う事は聞かなくても、他の保護者の事は素直に聞けるらしくて。そのおかげか、初めてスキーする子も半日から1日でリフトに乗れるようになるので、感動です。

その他にも色々と行事はありますが、娘が行っている学童は人数が多いので、学童主催でお祭り等もやっています。

去年、娘はもぐらたたきゲームのチームになったとかで、当日見に行って笑っちゃいました。
手動のもぐらたたきゲームだったのです。
段ボールで作った穴のあいた箱の中に子供が入り、ペットボトルで作ったもぐら(となぜかチンアナゴ)を出し入れして、それらを叩く、という仕組みでした。モグラとチンアナゴが出て引っ込む早さが3段階(早い、普通、遅い)あり、選べるようになっていました。

子供達は、モグラ係(モグラとチンアナゴを出し入れする)、客寄せ係、受付係(レベルを確認して、モグラ係に伝える。)等に分かれて
受付係が、「次の人は早いやつだよ~。」と、箱の中に入っているモグラ係に伝え、モグラ係が素早くモグラとチンアナゴを出したり引っ込めたりするというアナログな仕掛け。でも、結構人気で行列が出来ていました。これらは全て子供達が考えて、製作から担当決めまで行います。
手動のモグラたたきゲームって、なかなか大人では思いつかない気がします、、。子供達スゴイ!

親は、豚汁、焼きそば、フランクフルト、バザーを担当しますし、餅つきもやります。学童で蒸し器と臼と杵を持っているのです。私は半日、餅をまるめていました。。その代わり、つきたてのお餅をたくさん食べさせてもらいましたけどね。

行事だけではなくて、日々公園に行ったり、色んな経験をしているようです。最近では、学童の1人が大人しくて人なつこい(?)バッタをつかまえ、
こっそり学校に持って行き、学童内では健康の為(?)放し飼いにして、世話をしていたとか・・。娘はバッタのお腹の模様がいかに気持ち悪いかを語ってくれましたが、かわいがっていたようです。
最終的にはそのバッタ、お亡くなりになったようですけどね。。

デメリットはもちろん、それだけの行事に基本保護者は参加しなくてはなりません。キャンプやスキーは原則保護者も参加です。
各行事ごとに実行委員があり、どれかは担当する必要があります。例えばキャンプなんかは、川の側にあり、お風呂などの施設の整ったキャンプ場に毎年行っていますが、直接行かないと予約が出来ない為、担当の保護者は毎年泊まりがけで予約をしにいっているそうです。もちろん、仕事を休んでですよ!

その他にも色々と負担があり、私は夏休みに、70人分のお昼ご飯を作りましたが、それも、会社を休んで、給食のおばさんみたいだな~と思いながら、大量のミンチ肉や卵を炒めたり、スパゲッティを茹でたりした訳です。

月に1回は保護者会があり、1年間は役員も担当しなければなりません。

私は今年役員をしているので、役員は保護者会の時には他の保護者の前に座り、保護者会を行います。月に1度の保護者会に約60名の保護者がズラッと毎月いらっしゃるのを見ると、少なからず感動します。
みんな共働きで忙しいにも関わらず、こうして子供の為に学童の運営に関わっているんだなぁ~、と思う訳です。

ちなみに、指導員さんは、保護者が雇っている、という立ち位置なので、当然、給料や社会保険などの手続きも保護者が行います。
まさに、会社を運営しているようなものです。利益を出す必要はありませんが、赤字になっては運営は出来ませんので、トントンか多少黒字にさせるくらいにはしなくてはいけません。

娘が通っている学童は、人数が多く、保護者が積極的に、そして主体的に運営に関わり、成功している例として、近隣の学童のあるべき姿として、
他の保護者運営の学童のお手本になっていると聞いています。
そして、これだけ保護者の負担が多くても、退所する人は転勤などで仕方ない例を除けば、ほとんどありません。
逆に、それで施設の大きさに対して人数が増えてきて困っているくらいなのですから。

個人的には、もっと新聞とか、テレビ等でとりあげられないなかぁ?と思うくらいです。

学童は親目線だけではなく、子供目線も考えて選んでみよう

長期休暇の度に、私の周りでこのような会話を聞く事があります。

「公立の学童って長期休暇中、なーんにも行事とかないよね~。」

「なんにもない。ただいさせてもらってるだけ!」

そうなんですよね。。基本、公立の学童の場合は、ただいさせてもらっているだけなんですよ。
低学年のうちは、子供だけで家でお留守番・・、というのはあまりに心配なので、それを考えると学童にいてもらった方がいいでしょう。

ただいさせてもらうだけでいいのか、色んな体験をしてもらいたいのか等を費用とのバランスで学童を選ぶと良いでしょう。

でも、、費用面というよりは、保育園みたいに長時間いる訳ではないし・・、と何となくで選んでいる例も結構多いなぁと感じます。

学童選びで悩む周りの話を聞いていて個人的に気になるのは、保育園を選んだ時のように、子供目線ではなく、親目線で選んでいる親も多いのかな、という点ですね。
保育園に入る時は子供は赤ちゃんなので、子供の意見を聞く事はないですが、学童に入る時は違いますよね。もう子供なりに感じる事もあります。

我が家は、保護者運営の学童って親は大変だけど、子供は絶対楽しいだろうな~。でも・・親が、、親が大変なのよねぇ。。と、ずっと悩んだ挙句、悩んでても抽選外れるかもしれないし、当たってから考えよう・・と思ったら、当たったのです。そこで、覚悟を決め、保護者運営の学童を選びました。入ってみたら、もちろん大変な事はたくさんあるのですが、学ぶことも多く、親も楽しいんですよね。

あるいは、学童を選ぶ時期は、当然小学校に入る前なので、小学校に入ってからの生活がイメージ出来ていない場合も多い気がします。

小学生になると保育園児のように、世話に手がかかるという事はなくなります。
しかし、、そもそも私は中学や高校の部活など、どうでもいいというか、本人がやりたければやればいいし、やりたくなければやらなくていいと思ってはいますが、日本の中学生や高校生って、日々勉強や塾や部活などで忙しいですよね。

小学生だって、中学受験する子は忙しいですけど。。

どちらにしろ、子供のうちは、親が機会を与えてくれないと、こんな世界があるんだ、と体験する事は出来ません。

親は、子供達に色んな経験をさせて、将来的にはそれらの体験の中から自分が好きな事、得意な事を選んで生きていって欲しいと願うものではないでしょうか。

そう考えると、小学生時代は色んな体験が出来る時代のはずです。

親が共働きだから、子供がそういう経験をする機会がなくなっているのだとしたら、私達親は何のために働いているのかな?と考えてしまいそう。
もちろん、生活する為ですが、これからかかる子供の学費の為?老後の為?あるいは、余暇に家族旅行する為?

家庭によって色々な答えがあると思います。

長期休暇中はともかく、平日なんて2~3時間の事なんだからまぁいる場所があればいいかなぁ。

と決めてしまう前に、一度夫婦で、あるいは親子で、小学生になったら学校以外の毎日をどう過ごして生きたいか、考えてみても良いのではないでしょうか?そして費用なども考えて、ベストな選択が出来るといいですね。

ま、ついでながら言わせて頂きますと、私が住んでいる地域の公立の学童は、小学校の校庭に併設されていても、校庭に遊びに行く事が許されていません。この状況はぜひとも改善して欲しいです。
育ち盛りの子供達を、管理が大変だからと建物の中に閉じ込めておくのって、いかがなものかと。。
そこは・・行政もうちょっとがんばろうよ、と思います。

そうすれば、私達共働き家庭の悩みも、ほんの少しは軽くなる気がします。

 

ABOUTこの記事をかいた人

Keiko Hagi (羽木 桂子)

フルタイム勤務のワーキングマザーを経て、現在はドイツ親子留学に向け、フリーランスで働きながら準備中。夫は単身赴任中で、小学生の娘と2人暮らし。ワーキングマザーのサロン開催、サークルや、PTA、学童の役員等で、多くのワーキングマザーと関わってきている。海外との仕事をする機会が多く、添乗や出張、旅行等で30カ国以上を訪問。独自の視点をコーチングに活かし、ワーキングマザーをサポート中。*GCS認定コーチ。