我が家は、ドイツ親子留学を延期し渡航のタイミングを検討中です。娘は公立小学校の4年生から、ほとんど英語が出来ない状態で国内のインターナショナルスクールへ転校しました。卒業までの3年間に、ドイツへ行くか、あるいはカナダなど他の国に行き先を変更するか、それとも国内で進学して大学くらいから海外へ行くのかなど、再度検討中です。インターナショナルスクールに実際に通ってみて感じた事などを発信しています。
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国内インターナショナルスクールに編入して感じた事実
国内のインターナショナルスクールは、基本的には英語が出来る生徒の為の学校であって、英会話スクールではないので、英語が出来ない日本人が行くのはいかがなものか・・みたいな話を、ネット上で見かける事があります。そうは言っても実際には、日本人の生徒が在籍しているのは事実です。
子どもをインターナショナルスクールに通わせている日本人の親は、日本人比率を気にしている場合も多いです。やはり、日本人の生徒が多いと、校内では日本語は禁止とはいえ、休み時間や放課後に日本語で会話する事はありますので、英語が伸びないのでは?と心配にもなります。
我が家の場合は、英語も話せず、小学4年生からの編入だった為、そもそも問い合わせた時点で断られた学校もありましたし、選べる立場ではありませんでした。最初に見学に行った学校で受け入れて頂ける事になり、他の学校を見学する事なく編入しました。
実際に通ってみて感じたのは、結局のところ色んな生徒がいるという事です。日本人以外にも英語の出来ない生徒もいますし、逆に外国籍だけど、日本語が話せる生徒もいます。その多種多様な環境こそが、インターナショナルスクールの醍醐味でもあります。
そして、英語の出来ない日本人がインターナショナルスクールに通うのはどうなのか?という話も、日本人比率にしても、インターナショナルスクールの場合、生徒が編入してきたり、転校していったりという事が頻繁にある為、状況が変わりやすいのです。個人的には、むしろそういう流動的な環境でやっていけそうな性格かどうかも、かなり重要なんじゃないかなと感じています。(※様々な学校がありますので、あくまで我が家の経験談です。)
国内インターナショナルスクールで、英語が出来ないのは日本人だけではない
私はedu JUMP! という国際教育系メディアでコラムの連載もさせて頂いており、色んな国内インターナショナルスクールの話を聞く機会もありますが、基本的には英語が出来ないのは日本人が多い印象です。
けれども、日本人以外にも英語が出来ない生徒いるのです。娘の通っている学校はヨーロッパ系ですので特にそう感じるとは思いますが、ドイツやデンマークなどから編入してきて、英語の出来ないヨーロッパ系の生徒は時々います。EALという英語が出来ない生徒に英語を教えるクラスでは、ヨーロッパ系の生徒と日本人の生徒が一緒に授業を受けていたりします。韓国人や中国人の生徒は、プリスクールから通っている生徒が多く、小学校の高学年では基本英語が出来る生徒が多い印象です。
偏見で申し訳ないですが、なんとなく見た目が欧米系の顔つきをしていると、英語が出来るんじゃないかと思ってしまうのですが、もちろん娘以上に出来る生徒もいますが、中には娘と同等あるいはそれ以下の英語力という生徒もいます。
一方、英語はもちろんの事、日本語、韓国語、ドイツ語と4カ国語出来る生徒もいたりしますので、本当に多種多様なんです。ちなみに娘から聞いた情報なので、「その子、国籍はどこなの?」と聞いたんですが、分からないらしいです。見た目はアジア系らしいのですが、日本人とアメリカ人のハーフで、親の仕事の都合で英語圏や韓国やドイツ語圏に住んでいた事があって、現在たまたま日本に住んでいるのかも?という事です。インターナショナルスクールには、こうやって何カ国も移動している生徒がいます。
娘から色んな生徒の話を聞くのですが、イングリッシュネームを使っている生徒もいますし、娘は国籍などは全く気にしていない為、実際に写真を見たり会ったりした時に、想像と全然違う事はよくあります。
国内インターナショナルスクールには日本人以外にも日本語の出来る生徒は結構いる
国内インターナショナルスクールに在籍している生徒の中には、外国籍ですが長年日本に住んでいるという生徒もいます。実際、娘のクラスにはそういう生徒が結構います。その場合、かなり普通に日本語が話せる事が多いです。漢字など読み書きが苦手な場合はあるものの、日本語を聞いたり話す分には問題なく、日本人と全く同じような感覚で話しているようです。
娘の学校では、外国籍の生徒が生活するのに困らないように「日本語」を教える授業と、日本人の生徒向けに「国語」の授業があります。日本人の生徒は基本的に国語の授業を受けます。日本の学校と同じ教科書を使い、授業をやってくれます。日本の学校の授業と同じかどうかは、先生によるかもしれません。
例えば、娘の学校の「国語」の授業の場合、結構エッセイを書かされます。将来的に海外の学校に進学する場合、エッセイが書けないと困るからという理由もあるようです。日本の学校では、そこまでエッセイを書く事はないかもしれません。
外国籍の生徒で長年日本に住んでいる生徒の場合、生徒の希望や日本語レベルにより、「日本語」のクラスか、「国語」のクラスかを選択しています。中には何とか国語の授業でがんばって漢字もやっていたけれど、これから先漢字を使う可能性が少ないとか、将来的には自国へ帰る場合は、「日本語」のクラスへ移動する場合もあります。漢字はやはり難しいので、日本人と肩を並べて学ぶのは大変という背景があると思います。
まとめ
我が家の娘は公立小学校4年生から、ドイツ親子留学の予定を延期し、国内インターナショナルスクールへ編入しました。編入後、以前とはイメージが違うなと思う事が結構ありました。
例えば日本人の比率を気にする親は多いと思います。日本人が多いと、校内で日本語は禁止されていると言っても、休み時間や放課後などに日本語を話してしまいがちだからです。
しかし、日本人比率だけを気にすれば良いというものではなくて、外国籍でも長年日本に住んでいる生徒はかなり日本語を話せる場合も多いです。
英語を話せる生徒が多い方が良いと思ってしまいますが、娘の通っている学校はヨーロッパ系なので、見た感じ欧米系の顔つきで英語を話せそうでも、話せない生徒もいます。英語が出来ないのは日本人だけではないのです。
考えてみれば、ヨーロッパって英語圏はイギリス、アイルランド、マルタ共和国くらいしかないので、当たり前の話です。気になる場合は、日本人比率だけでなく、出身国のバランスも確認した方が良いですね。
アメリカやカナダ、イギリスなど英語圏のカリキュラムを採用しているインターナショナルスクールだとまた少し状況が変わるかもしれません。しかし、それでも日本人以外で英語が出来ない生徒はいたり、外国籍だけど日本語を話せる生徒は多少なりともいると思います。
もし、日本語を話せる生徒がどれくらいいるのかを知りたかったら、日本人比率だけでなく、外国籍でも日本語を話せる生徒がどの程度いるのかが分かった方がよいですが、学校側も、担任の先生ならともかく、それ以外の方がどこまで把握出来るか難しいのではないかと思います。
それに、こういう事を聞くのは、学校にとって印象が良いかというと微妙ですので、その辺りはうまい事聞いてみて下さい、としか言えません。。学校側からすると、例えば「我が校は日本人比率は他校と比べて少ない」という事をウリにしている場合、実は「日本人じゃないけど、日本語ペラペラの生徒がいます」とは言いにくいのでは・・と想像出来ますよね。
我が家の場合は、そもそも受け入れてくれる学校が少なかったので、最初に受け入れてくれる事になったインターナショナルスクールに編入しました。日本人の生徒や外国籍で日本語を話せる生徒とは、放課後など日本語で会話していますし、学校以外では日本語環境です。だからと言って、ではインターナショナルスクールに入らなかった方が良かったのかというと、そうは思っていません。そして、高学年になると日本人は日本の学校へ転校していくケースも多いですから、学年によって状況も変わっていくのです。
国内のインターナショナルスクールの場合、英語圏で留学するよりは英語力の伸びは遅いかも知れません。それでも英語力は確実に身に付いてきています。スピーキングはまだ苦手ですが、リスニング、リーディング、ライティングはかなり伸びました。留学せずして、国内で子どもの英語力を伸ばそうと思ったら、インターナショナルスクールに在籍する事には、数え切れない程の価値があります。
英語力だけではなく、国際バカロレアの授業で自分でパソコンを使ってリサーチして、まとめてプレゼンしたり、様々な体験をしている事も素晴らしいと感じています。
あくまで学校により状況は違いますので我が家の経験談ですが、参考になればと思います。
noteでも英語学習について発信しています。『親子のおうち英語・大人の学び直し英語』
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