インターナショナルスクールに通う生徒の日本語力はどれくらい?中途半端な日本語にならないの?

インターナショナルスクール 日本語

我が家の娘は、日本の公立小学校4年生の1学期まで通い、夏休み明けからインターナショナルスクールの4年生に編入して通っています。

よく聞くのは、インターナショナルスクールに通うと、「英語も日本語も中途半端になるのでは?」という事です。国内のインターには、様々な国籍の子供が在籍し、その背景も多種多様なので一概には言えませんが、実際に、国内インターにプリスクールや小学校の低学年から通っている日本人の生徒の例で言えば、娘とあまり変わらないという印象です。外国人の生徒でも、小さい頃から日本にいる生徒はかなり日本語が出来ます。

ただ、日本語ネイティブの娘と、日本語の話す・聞く・読む・書くという4技能がほぼ同じくらいの生徒の場合、家庭学習や塾・公文等で、学校以外で各自多少なりとも勉強している生徒が多い印象です。

そういった学校外での補習的な勉強をあまりしていない生徒の場合は、話す・聞くのは問題なくても、読む・書く-特に漢字で、日本の学校に通っている生徒と比べると日本語力が少し劣っているかなと感じます。

インターナショナルスクールの日本語教育はどうなっているの?

ほとんどの国内のインターナショナルスクールでは、日本人の生徒の為の日本語、いわゆる『国語』の授業と、外国人の生徒が日本で生活するにあたって困らないように、外国人にとっての『日本語』の授業があります。

夏休み明けは、インターではちょうど新しい学年がスタートする時期にあたります。インターの国語の授業でも、公立校で使っている教科書を使って授業をやるそうで、娘の場合は全く同じ教科書を使う事になった為に、公立校で1学期まで勉強した内容を、インターでもやるという事になりました。そういう訳で、公立校とインターでの国語の授業について、より詳しく比較する事が出来ました。

娘の通っているインターの場合、国語の時間は週に3コマ計150分。公立校の国語より時間数が少なめだけれど、出来る限り同じように学ばせてあげたいという先生の熱い思いから、1分も無駄にしないよう、国語の授業には絶対遅れずに教室に来るように言われているらしいです。

国語の先生は、生徒がこの先海外にまた移動するのか、当分あるいはずっと日本にいる予定なのかによって違うので、生徒の親にどの程度日本語力を身に付けて欲しいと思っているかを事前に聞いて、それぞれの状況に合わせて、テストや宿題の難易度を調整して指導して下さいます。

面白いのは、このままずっとインターで教育を受けていく生徒は、いずれエッセイを書く必要性も出てくるので、エッセイの書き方を教わり、宿題でもエッセイを書くというのが時々出ます。エッセイとは別に、作文も書く事もあります。

国内のインターナショナルスクールに通っている生徒の日本語力はどのくらいなのか?

娘曰く、公立校と比べるとテストの内容は簡単なのだそうです。娘の場合は毎回ほぼ満点らしいですが、他の生徒はどうなのかと言いますと、生徒のバックグラウンドや環境によってバラつきがあります。

日本人だけど、プリスクールから4年生までずっとインターの生徒、アメリカ人、中国人、韓国人、ドイツ人と日本人とのハーフの子など様々です。国語の授業を受けるのは日本人、日本人とのハーフ、外国人だけど小さい頃から日本に住んでいる生徒。それ以外の生徒は外国語としての日本語のクラスを受ける為、分かれて授業を受けます。

娘は公文の国語に通っていて、3年くらい先に進んでいますし、もともと国語は得意な方です。その為特に何も対策しなくてもだいたいテストでは満点なのですが、プリスクールからずっとインターにいる日本人や、外国人でずっと日本で育っている生徒も、だいたい同じで、毎回ほぼ満点だそうです。

ただ、話を聞いていると、何も対策をしていない娘と違って、家で勉強したり塾に通ったりしているようです。基本学校では英語を話すように言われますが、やはり休み時間や放課後は日本語で会話する事があるので、そういう時に他の生徒の日本語力はどうなのか聞いてみても、時々「ん?」と思う事はあっても、ほとんど自分と変わらないと感じるそうです。ハーフの生徒は日本語を話したり読んだりは問題ありませんが、漢字の読み書きは少し劣るという子もいます。

しかしすごいのは、今のところあまり英語が話せない娘と違い、他の生徒は英語は英検2級に合格している生徒がゴロゴロいる訳で、基本英語は普通に出来る上に、さらに日本語力もあるという点です。

国内インターナショナルスクール生の日本語力は予想以上に素晴らしい

日本人でプリスクールからインターに在籍している日本人生徒のママ達にも話を聞きましたが、インターに入る時には周りから「英語だけになるよ。日本語力が身に付かないよ。」等言われて結構悩んだそうです。そうなんです。やはり身近にそこまでインターに行く子がいる訳ではないので、皆さんやはり悩みながら進まれている訳です。

私個人の実感としては、やはり学校の授業では全て英語になるので、多少は別途国語の勉強したり、塾や公文を利用したりサポートは必要かもしれませんが、ずっと国内のインターナショナルスクールに通っても、日本語力が中途半端になるという感じはしませんでした。

ネットで探すと、英語も日本語も中途半端になるというネガティブな意見を結構見かけます。けれども、私は日本語学科を卒業し、日本語教員養成講座を修了しています。日本語を専門的に学んだ者としては、日本語ってものすごく難しい言語だと思います。それでも、国内インターの場合は、学校にいる以外の時間は日本語環境にいますので、そう簡単には日本語力は落ちないだろうと思います。

逆に言えば、英語圏に留学するよりは、国内インターの方が英語力がつきにくいという事でもあります。しかし、英語ってやはり比較的簡単な言語だからこそ、ここまで世界の共通言語として広まっているのではないでしょうか。そう考えると、日本語力をなるべく落とさずに、英語力を身に付けたいという場合には、国内のインターナショナルスクールは有効な手段と言えます。

大切なのは、両方のメリット・デメリットを知った上で、子供にどんな選択肢を与えるかではないでしょうか。

とはいえ、国内のインターナショナルスクールって、日本人が通うには敷居が高く感じるのも事実です。けれでも効率的に利用する事で、この先の受験などでも英語で高得点を取れたりメリットもたくさん。

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2021年3月16日

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ABOUTこの記事をかいた人

Keiko Hagi (羽木 桂子)

フルタイム勤務のワーママを経て、フリーランスへ。夫は単身赴任中で、小学生の娘と2人暮らし。サロン開催、サークルや、PTA、学童の役員等で、多くのワーママと関わってきている。海外との仕事をする機会が多く、添乗や出張、旅行等で30カ国以上を訪問。独自の視点をコーチングに活かし、ワーキングマザーをサポート中。ドイツ親子留学が延期となり、娘はインターナショナルスクールへ転校する。国際教育相談のサービスも展開するライター・コーチ。
♦GCS認定コーチ
♦Points of You® Explorer(国際資格)
♦『次世代国際教育メディア』(https://ienext.org/)にて、コラム連載中。