【初心者向け】インターナショナルスクールの日本人・外国人比率についてどう考える?

ここ最近、都心を中心にインターナショナルスクールの開校が相次いでいます。私のところにも、どんなインターナショナルスクールが良いのか等のご相談が寄せられます。あまり英語の出来ないお子さんが初めて国内のインターナショナルスクールに通う際に、日本人・外国人比率について悩まれる事は多いようです。日本人が多いと英語が上達しないのではないかと心配になりますよね。

我が家の場合、小学4年生の夏休み明けからインターナショナルスクールに編入して、日本人が多い場合と、日本人が少ない場合と両方を経験しました。その上でどう考えると良いのか、お子さんの性格にもよりますので、1つの例として参考にして頂ければと思います。

そもそも、日本人比率・外国人比率だけでは比較が難しい

そもそもの話ですが、単純に日本人比率・外国人比率だけでは比較が難しいと私は思っています。我が家は編入時に一応クラスの人数や内訳(男女比率、日本人・外国人比率)は聞きましたが、だからといって、こちらは英語も出来ないのに受け入れてもらえるだけで有り難かったので、不満はありませんでした。

そして、こちらの記事にも書いたのですが、編入してから気がついたのは、国内のインターナショナルスクールには、日本で生まれ育った外国人も意外と多いので、日本語ペラペラの外国人生徒もいるという点です。逆に、ヨーロッパ系の学校だからかもしれませんが、例えばドイツ人やデンマーク人で見た感じ欧米系の顔つきをしていても、英語が出来ない生徒もいました。

<国内インターナショナルスクールの多様性>日本人だけじゃない!英語が出来ない生徒と日本語が出来る生徒

2022年1月2日

インターナショナルスクール1年目の日本人比率・外国人比率

娘がインターナショナルスクールに転校した1年目は、コロナが始まったばかりの年でした。急遽自国に帰国した生徒も多く、編入した時は日本人比率は1/3でしたが、外国人生徒もほとんどが日本語を話せました。日本人比率ではなく、日本語が話せる比率でいうと、クラスメイトも、担任の先生も日本語が話せました。

要するに、日本人比率は1/3、外国人比率は2/3でも、日本語率は100%だったのです。コロナがなければ、日本語の話せない外国人生徒はもっと多かったのですが、そのほとんどが帰国してしまったそうです。結果的に残ったのが、日本人か、日本語の話せる外国人生徒でした。

最初の率直な感想としては、「・・これはインターナショナルスクールに通う意味があるのだろうか。英語の学童とあまり変わらないかも?」と思いました。ある程度英語力のあるお子さんの場合は、こういう環境じゃない方が良いと思います。ただし、あくまでこれはコロナ禍限定の状況であって、そうでなければ、もっと外国人比率は高かったので、致し方なかったのです。

我が家の考え方としては、英語力だけを考えると不安に思いましたが、娘の学校は国際バカロレア認定校で、英語力だけでなく、国際バカロレアの探求型の授業も体験して欲しかったので、様子を見る事にしました。少し古いですがこの本を読んで、国際バカロレアの考え方っていいなと思っていたからです。

娘本人は日本語が話せる人がいて良かったという事ですし、親としてもそう感じました。授業は全て英語の環境に突然放り込まれたので、先生やクラスメイトにちょっと和訳してもらったり、家でも理解出来ない内容は私と一緒に勉強して、何とかついていった状況でした。日本語の分かる人がいなかったら、孤独だったと思います。

親視点と子ども視点ではまた違うので、この辺りをどう考えるかも大切です。我が家の場合は、例えば日本語の話せない外国人比率がもっと高ければ、娘の英語力はもっと伸びたとは思うけれど、だからといって、娘がその状態がツライと感じるのは嫌だったので、英語にもう少し慣れるまでは致し方ないと思っていました。

結果的には、日本語が出来る先生や生徒のおかげで、最初から楽しく通う事が出来たと、2年目を迎えた今でも思っています。

英語圏に親子留学にいき、子どもがなかなか現地の学校に馴染めないなどのお話も聞きます。やはり年齢や性格にもよりますが、英語環境にぶっこめば、何とかなる場合もあれば、ならない場合もあるのだなと感じました。娘は比較的新しい環境にも馴染みやすい性格ではあります。それでも、全然日本語の話せる人が周囲にいなかったらもっと、大変な思いをしていたでしょう。

インターナショナルスクール2年目の日本人比率・外国人比率

1年間インターナショナルスクールに通って、リスニングやリーディングは少し伸びてきて、学校にも慣れてきた2年目、ここで壁にぶち当たりました。昨年の日本語話せる比率が100%という環境がガラリと変わったのです。

娘の通っている学校は小学部までの学校で、高学年になったら日本の学校に戻ったり、中学部のある別のインターに転校する生徒が多いのです。自国に帰国する生徒もいます。そして、5年生と6年生は一緒に授業を受けます。

同級生の5年生の人数がかなり減り、特に女の子は娘1人となってしまいました。6年生には日本人の女子はおらず、日本人とのハーフの子が1人、それ以外は日本語が全く話せません。こういう環境こそ、インターナショナルスクールという事になりますので、親としては、今年はかなり英語力が伸びるかも?と思いました。

ハーフの生徒もいるので、単純に比較は難しいのですが、日本人比率は1/5(女子では日本人は娘のみ)、 外国人比率は4/5、そして日本語比率でいえば、100%から一気に10%くらいになった感じでした。

けれども・・・

時々、朝娘を学校に送っていくと、以前は他の生徒がやってきて楽しそうに話したりしていたものですが、ぽつーんとしている感じがしました。休み時間に何をしていたのか聞いても「1人で本を読んでいる」など言うようになり、心配になってしまいました。同級生の女子がいなくなったので仕方ないとは思いましたが、6年生にも話しかけたらと言っても「みんなの英語が早すぎて、何を言ってるか分からない」と言います。

6年生ともなると、話す内容も難しくなってきますし、確かに私も一瞬「?」と聞き逃してしまうほど、早口で話す子もいます。この状況は、「リスニングは少し慣れたかも?」と感じていた娘にとっては、苦しかったようです。

担任の先生に相談してみたところ、先生も娘の様子が気になっていたようです。休み時間もそうですが、英語が達者なクラスメイトが多いので、発言するのもかなり躊躇しているし、発言したとしても声が小さくて何を言っているのか聞こえないそうです。

娘は「何か言うと、what? とか言われて嫌だ」と言っていました。声が小さくて聞こえないからそう言っているのかもしれませんが、確かにそれは大人でも嫌なものです。先生が6年生の女子と話してくれて、彼女達から娘に「一緒に遊ぼう」等、声をかけるように言って下さったそうです。

その後しばらく様子を見ていましたが、娘の方も少しずつ6年生女子と一緒に遊ぶようになり、先生から英語力がぐんと伸びたと言われました。特にリーディングやライティングが突然伸びたとの事でした。スピーキングはまだ苦労していますが、リーディングに関しては、2ヶ月でネイティブの7歳半レベルから9歳くらいまで伸びたそうです。英検も3級、準2級と続けて合格して、少しずつ自信が出てきたのが感じられました。

あと少しで2年目が終わる今、6年生女子とはすっかり仲良くなり、sleepover(お泊まり会)に誘われたり、放課後や週末、女の子だけでなく男の子ともオンラインで交流したりゲームしたり、一緒にオンラインでお互いの宿題をやったりして、すっかり慣れて前のように楽しそうにしています。学校に送っていっても、以前のようにクラスメイトが寄ってきて、楽しそうに話している姿が見られています。

国際バカロレアの授業でも、パソコンやプラットフォームを使い倒し、みんなの前で1人でプレゼンをする事も何とか出来るようになりました。昨年は、1人で英語でプレゼンするなんて、想像も出来ない事でした。色々と苦労はしたけれど、貴重な体験をさせてもらっているなぁと感じます。

インターナショナルスクールで英語が上達してから転校もあり

娘の学校では中学部がない為、高学年の多くが公立校や他のインターナショナルスクールに転校していきます。もちろん親の仕事の都合などで、途中から編入してくる生徒もいます。

日本の学校ではあまり転校が一般的ではないと思いますが、インターナショナルスクールにいると、だんだんそれは当たり前のような感覚になってきます。何か事情がなくても、学校に合わない等感じるなら転校すればいいんじゃないか。そんな雰囲気です。

2年くらい通うと、最低限の英語力は身に付きますので、他のインターナショナルスクールへの転校もしやすくなってきます。

我が家の場合は、このあと親子留学へ行く方向で考えています。実際他にもそのようなケースを聞きました。娘の1学年下の生徒ですが、辞めて公立校に戻ると聞いていたのですが、オーストラリアへ親子留学で旅立ったそうです。こんな感じで、ちょっと視野を広げて見ると、実に様々な選択肢があるのです。

国内だけでなく、海外での進学も増えています。その中でどう進んで行くのか、子どもの性格や能力、家庭の経済力等も考えて、決めていけると良いですよね。我が家もまさに道半ばで、その様子をコラムで連載させて頂いているので、そちらもご覧下さい。

『edu JUMP!』でコラム連載中~7つ目の記事が公開されました~

2022年4月17日

noteでも英語学習について発信しています。『親子のおうち英語・大人の学び直し英語』

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2021年3月16日

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2021年5月29日

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ABOUTこの記事をかいた人

フルタイム勤務のワーママを経て、フリーランスへ。夫は単身赴任中で、小学生の娘と2人暮らし。サロン開催、サークルや、PTA、学童の役員等で、多くのワーママと関わってきている。海外との仕事をする機会が多く、添乗や出張、旅行等で30カ国以上を訪問。独自の視点をコーチングに活かし、ワーキングマザーをサポート中。ドイツ親子留学が延期となり、娘はインターナショナルスクールへ転校する。国際教育相談のサービスも展開するライター・コーチ。
♦GCS認定コーチ
♦Points of You® Explorer(国際資格)
♦『次世代国際教育メディア』(https://ienext.org/)にて、コラム連載中。