今住んでいる地域は中学受験が盛んです。娘は近所の公立小学校に通っていましたが、この小学校は昔から有名らしくて、ここに子供を通学させる為に、わざわざこの校区に引っ越す事もよくあります。そして半分近くが中学受験をするようです。
中学受験をする場合は、3年生の後半から塾通いを始めるのが一般的で、娘の友達もちらほらと塾に通学を始めています。保育園時代の仲間や学童等、ワーママの知り合いが多い私は、受験を考えるなら、3~4年生にはどうするか決めた方がいいよ、とか、ワーママは仕事もあるし、受験のサポートだけに専念出来ないので、よく考えた方がいいよね。など色んな話を聞いてきました。
我が家は色々と考えた末、中学受験をせずに私と娘でドイツへ親子留学する事にしましたが、新型コロナの影響で延期する事になり、国内のインターナショナルスクールに転校しました。これまで同じように遊んでいた友達も、それぞれの道へ進み始めています。共働き家庭では子供の中学受験をどうすべきか、参考にして頂ければと思います。
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クラスの半分以上が中学受験する公立の小学校
我が家は東京から関西に引っ越してきたのですが、私も夫も、中学・高校は公立校でしたので、クラスの半分以上が中学受験すると聞いて、半信半疑でしたが、本当でした。年間の塾代で車1台は買えると言いますから、ワーキングマザーが仕事をしながら、中学受験もサポートするのは大変でも、高額の塾代・私学の学費を考えると、仕事を辞めれない場合も多いようです。
中学受験をする理由
親は公立の中学卒業なので、子供に中学受験をさせ、私立の学校へ行かせるべきか迷うという話をよく聞きます。それでも受験を決めた理由は、公立中学に進むと、高校受験で教科が増えて大変なのと、内申点がどれくらい取れるか不明瞭だからという理由も多いです。
成績が良いだけではダメで、やはり5教科以外の体育や音楽美術等もバランス良く成績が取れる子。そして成績をつける先生に気に入られるような優等生タイプでないと内申点で良い点が取れない。内心点は曖昧すぎて、対策が難しい。一方、中学受験は大変だけど、3教科の勉強をがんばって、テストで良い点を取れば合格出来るというのはある意味シンプルで分かりやすい・・、というのです。
意外と多いのは、「子供が受験したいと言い出したから。」というもの。中学受験するとなると、夏休みには、お昼から夜9時までとか、塾で長時間勉強をしなければなりません。小学生が、それだけ長時間勉強して受験したいというのはどういう心境なのか・・と思いますが、そこはやはりクラスの半数以上が受験する環境なので、友達が受験するから私もしたい、みたいなノリも多いようです。
中学受験における男女差別にモヤモヤ・・
女の子だから、無理に受験させようとは思わないけれど、男の子はやっぱり受験した方がいいとか、パパが息子には中学受験をさせると決めている、という家庭も多いです。塾代や学費が高額なので、全員分問題なく用意出来れば良いですが、そこは共働きでもなかなか大変な場合も多いので、どちらかとなると、男の子には受験させたいとなるのでしょうねぇ。
しかし、私自身はその話を聞く度に、この時代になっても親が我が子を男女差別?とモヤモヤしてしまいます。我が家は娘1人なので、差別しようがないのですが、子供が息子と娘だと、息子優先になってしまう。しかしですよ、差別された娘の方はどう思うのか?そこはよく考えてあげる必要があります。
中学受験は先生も大変!
ワーママ友達の一人が小学校の先生で、6年生を担当しています。残業時間が月に100時間を超えた~と言っていたのですが、それというのも、かなりの時間を受験する子の調査票を作成するのにとられるのだそうです。重要な書類なので時間もかかるし、それもあって残業が増えているのだそうです。子供だけでなく、先生達も大変です。
中学受験は親の価値観で決まる
小学生くらいだと、子供自身が今後どう生きていきたいかを決めるのはまだ難しいかなという感じです。学童にいると、今年の6年生は誰が受験して、誰がしなかったかという情報もわりと入ってきます。娘の学童は親も運営に関わりますので、だいたい両親の性格も分かるんですよね。夫とよく「○○さんちは受験するんだって~。」「そうなんだ。なんか意外だね。」とか、「あ~、あそこはやっぱりしそうだよね。」と話します。傾向としては、やはり親自身が良い学校に行き、大企業に勤めているとか、安定志向の家庭が多いです。
我が家の場合
我が家は娘が成長するにつれ、周りで塾の話や受験の話が増えていき、少なくとも車1台分の塾代がかかる・・という話や、6年生の3学期には、受験組はインフルエンザ等をもらってくるのを恐れて、学校にもあまり行かず、受験が終わるまで家族全員で家に引きこもるらしい・という話を聞いて、考えてしまいました。受験しない組は、試験前はクラスの半分近くが学校に来ない為、給食のおかわりし放題で喜んでいるそうですが・・苦笑。
中学受験の最終目的は、良い大学に行き、大企業や安定した勤め先で働いてもらいたい・・という事のようなのですが、そう言いつつも、今の時代、そういう組織で仕事を得たとしても、果たして本当に幸せになれるのだろうか?と、多くの人が疑問に思っているのです。にも関わらず、子供にはそういうレールを引こうとしている。矛盾してないかなと思いますが。
そういう発想がなんだか、お姫様が素敵な王子様と結婚してずっと幸せに暮らしました・・みたいな、夢物語に思えました。それに、受かるかどうかわからない受験の為の塾代に車1台分の費用をかけるくらいなら、留学して語学を身につけたり、広い世界を体験した方が良いのかなと考えて、中学受験はせずに、親子留学に行く予定ですが、新型コロナの影響でもうしばらくかかりそうなので、娘は国内のインターへ転校しました。
まとめ
現在住んでいる地域では中学受験が盛んで、娘が通っている公立小学校ではクラスの半分以上が受験するようです。中学受験する理由は様々で、本人が受験したいと言い出す場合もあれば、親が決める場合もあります。
公立の中学に進み、高校受験するとなると、中学で成績だけでなく、内申点というものにも左右されます。受験教科が増えるのと、良い内申点をとる方法がはっきりしないので、それくらいなら先に勉強をがんばって3教科だけ受験した方が、やりようがあるという理由から、受験する場合もあります。
受験時期になると、インフルエンザ等をもらってこないように、3学期には学校も行かず、どこにも出掛けず家族で家に引きこもったり、担任の先生は受験の為の調査票作成に膨大な時間を取られたりと、本人だけでなく、周りも大変です。
良い学校に行き、良い仕事につけるようにと願っての中学受験という選択です。我が家は、中学受験はせずに、その費用を親子留学にあてる事にしましたが、どうするかは家庭によって違います。共働き家庭は、働きながらの受験サポートとなるので、塾弁等も大変ですが、小学校3~4年生くらいまでには、どうするか決めれると良いですね。
私は現在、『自由な働き方と国際教育で人生をデザイン!フリーランスワーママ・コーチ』として活動しています。
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