#Stay Homeの状況なので、もっぱら家に引きこもり中です。とはいえ、Skype、 ZoomやLINE、WhatAppなどでコミュニケーションはとっているので、そこまで孤独を感じる事はないのですが、だいたい会話の始めは「まさかねぇ。」「ほんとまさか、こんな事態になるとはねぇ。」が挨拶のようになってしまっています。
ニューヨークやミラノ、ベルガモに住んでいる知り合い達も、とりあえずは無事のようです。なかなかWhatAppで返信のなかったイタリア人を心配していたら、携帯を落として調子が悪くなってしまったが今は携帯を買えないので、何とか調子が悪いまま使っていて返信が遅くなった、と言っていました。確かに・・、今はスーパーか薬局しかやってないですもんねぇ。
一気にどっと進んだ感があるのが、働き方の変化です。テレワーク・在宅勤務・リモートワーク..等色んな言い方がありますが、要するに、家で仕事しようって事です。私の周りには、ワーキングマザーが多いのですが、時々LINEグループで会話したりしてます。
誰かが「ところで皆さんは通勤してますか?在宅ですか?」と発言すると、通勤と在宅を組み合わせているワーママが多いですが、やはり中には、在宅勤務にしようとしたけど、家だと子供がお腹すいただの、どっかが痛いだのと話しかけてきて無理なので、通勤してますというママも。あるいは、育休をとっていて、4月から復帰予定だったのに、せっかく入れた保育園もほぼお休み状態なので、「どんどん復帰が遠のいていく~。」なんて事も。
そもそも数ヶ月前までは、通勤して働く方が普通だったので、「通勤ですか?在宅ですか?」なんていう質問自体がなかった訳です。今後、働き方が大きく変わっていくだろうとか、今の子供達が大人になる頃には、現在存在していない仕事についている・・などという話が、現実味を帯びてきたなと感じます。
こういう状況になってくると、自分も含め、子供達も、どのようにして働いていけばいいのだろう?特に、子供達はこれから、どんな仕事につけば生き抜けるのか?と考えてしまいます。
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突然ですが、「アンネの日記」を思い出す
「アンネの日記」って読んだ事ありますか?この本を読んだ時に、全く外に出られない状況で過ごした2年間に書かれた日記の内容そのものにも興味を持ちましたが、私は妙に現実的なところが気になる方で、「2年間家族で働かずに過ごす費用をどうしたのか?」というところにも興味を持ちました。
実際問題、一緒に隠れ家に住んでいた他の一家は、最後の方には手持ちのお金がつきかけて、持っていた毛皮など、売れる物は売っていたという事が日記に書かれている訳です。いくつかの関連書籍を読んでみたら、アンネの父親は会社の社長だったので、一家が隠れ家に住んでいた間も、多少なりとも収入があったという事のようですね。
隠れ家の下の階がオフィスで、出勤していなくても仕事は出来た訳です。よく考えると、これって今でいう在宅ワーク状態だったのではないかと思えます。
当時のユダヤ人からすれば、それまでも多少は差別があったとしても、まさか、仕事や貯金を取り上げられたり、全てを捨てて、他の国へ移住せざるを得ないという事は想定していなかった人が多かったようです。私は、何となく、こういう想定外の出来事は、今だって起こりうるのではないか?と考えていました。なので、アンネの父親や、他の大人達がどう行動していたのかっていうのが気になった訳です。
過去を振り返ってみると、まさか・・という想定外の出来事が、人種差別なのか、新型のウィルスなのか、はたまた自然災害や別の事態なのか、それは分からないけれども、起きてきているのです。
少なくとも、そうなった場合にどうやって働き続けていったらいいのか?という視点を持っている事は大切ですね。現在家でテレワーク、在宅勤務を出来ている職種は、今後、どのような事があっても、対応しやすいと考えられます。
私の場合
私の場合は、たまたまと言えばそうなんですが、この春に娘と一緒にドイツへ親子留学する予定にしていたので、(この状況なので延期しました。)長年の会社員生活を卒業し、少しずつ準備して、在宅で出来る仕事へと移行していました。周りはほとんど、公務員や会社員なので、家で仕事をしている・・というと、不思議に思われてしまう感じでした。
けれども、今このような事態になってくると、家で仕事をしているって普通だし、自分でも何とか仕事が出来る状態を作っておくというのは大切だなぁと思います。
例え会社員でも、不労所得や複数の収入先を確保出来るように。いつ、どういう事態が起きるかは分からないのだと考えて、日々行動しておく事が重要ですね。
あとは、収入の8割で生活して、2割を投資するとか。我が家は2割とはいきませんが、長年投資信託でほったらかし投資をしていますが、既に1.5倍くらいにはなってきました。それに、マンションは売ってしまって、住宅ローンから開放されました。今は夫は東京で単身赴任中の為、娘と私で2人暮らしなので、賃貸マンションで充分です。
まとめ
今までは一部でしか取り入れられていなかったテレワーク・在宅勤務が、ここ数ヶ月で一気に進みました。それも、新型コロナという想定外の事態によって引き起こされた変化です。
とりあえず、Stay Homeー家で過ごそう。仕事も家でしようという状態です。それに対応出来ない仕事は行き詰まっています。突然、このように状況が変化する渦中にいると、私達は、そして子供達はこれからどのように生き抜いていくべきか考えてしまいます。
実は「アンネの日記」で、アンネの父親は、隠れ家に潜んでいた間、在宅ワークによって、家族を養っていたと思われます。
今、テレワークや在宅勤務で仕事が出来ている職種は、今後このような想定外の出来事が起きた場合にも対応しやすいと言えます。
変化に合わせて働き続けていけるように、例え会社員でも、それに依存する事なく、複数の収入源を確保出来るように日頃から考えたり、準備しておく事が必要ですね。普段から収入の8割で生活して、2割を投資にまわしたり。可能であれば、住宅は値段の高いうちに売ってしまって、住宅ローンをなくし、賃貸で暮らすというのもアリです。
何事も一つの事に集中しすぎずに、分散しておく事が、これからの時代に求められるサバイバル方法かなと思います。