日本人がインターナショナルスクールに通うと、どれくらい英語力が身に付くものなの?って疑問に思いませんか?我が家の娘は、公立の小学校に4年生の1学期まで通い、夏休み明けのインターの新学年がスタートするタイミングから、本来5年生になるのですが、英語がほとんど出来なかったので、1学年下げて4年生に編入しました。
9月にインターに編入して、12月初旬にTOEFL Primary STEP1というテストをほとんど対策せずに受験してみたところ、ほぼ満点でした。「あれ~思ったより出来るようになってるんだな。」と思い、英検5級の過去問をやらせてみたらこちらもほぼ満点。これでは5級を受ける意味がないので、5級をパスして4級を受験しようと思いました。
インターに編入して半年たった頃、4級の過去問をやらせてみたところ、リーディング問題は8~9割出来ており、リスニングに至っては満点。特にリスニングは余裕だったようで、聞きながら「え?」「は~。」などブツブツ言ってるので、後で何を言っていたのか聞いてみたら、「答えがヘンなのばっかりなんだもん。」との事。
リスニングの選択問題は、正解が1つでそれ以外は間違いという事になります。間違っているのは全然違う事を敢えて言ってる訳なので、正解が分かっている娘からすると、例えば、正解は絶対に「apple」なのに、「banana」とか「lemon」とか言ってるのを聞いて「それ、絶対違うでしょ!」とツッコミたくなるようです。
インターに編入して8ヶ月たった頃、英検5級はパスして4級を受験してみたところ、合格しました。過去問を2回やったくらいで、勉強らしい勉強はしませんでしたが、それほど難しくなかったようです。受験した時会場にいたのはほとんど中学生で、小学生は少なかったそうです。その後3級をこれまたあまり勉強せずに受験しましたが、こちらも合格しました。
TOEFL PrimaryのStep2を受験した時は、まだ編入後1年たっていませんでしたが、CEFR(言語の習得状況を評価するヨーロッパ発祥の国際指標)で、B1に近いA2でした。英検だと準2級~2級レベルです。学校での勉強以外は特に何もしていないのですが、1年たたないうちに、聞く・読む能力で言うと、英検2級レベル程度まで到達する事が証明されました。
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インターナショナルスクールの同級生の英語力は英検2級レベルがゴロゴロいる
娘の話によると、インターナショナルスクールの3~4年生だと、日本人含めほとんどの生徒が英検2級を持っているそうで、2級くらいは当たり前で、4級や3級なんて恥ずかしいレベルなのだそうです。
娘が通っているインターは国際バカロレア認定校で、「ユニット」と呼ばれる社会や理科・図工・音楽を融合したような授業があります。このユニットの授業は、3年生と4年生が一緒に受けます。インターと日本の教育システムではスタートの時期が違うので、3年生の中には、日本の学校でいえばまだ2年生の生徒もいます。要するに、小学2年生の生徒でも、高校卒業レベルと言われる英検2級を持っている生徒がたくさんいるという事になります。
やはり1日に6時間半、基本英語で授業を受けているので、英語は出来て当たり前です。まぁそれはそうですよね。日本の小学校に通っている生徒は日本語が出来るのが当たり前なので、そんな事でイチイチ驚きません。インターナショナルスクールで英語が出来るのは当たり前の世界なのです。
なるべく英語に触れる事が習得への近道
語学を習得するには、最低でも2,000時間は必要と言われています。子供を週に1回英会話に通わせても、全然英語出来るようにならないってよく聞きますが、それも当然の話で、圧倒的に時間が足りないのです。小学生くらいの時期に、学校で英語のシャワーを浴び続けると、自然と英語が身に付いてくるのです。
もちろん、英語の本を読むとか、地道に単語を覚えていく努力は必要ですが、それでも、能力に関係なく身に付いていくのが語学です。これからは、親が意識を変えて、正しい時期に、適切な環境を子供達に与えてあげる事が、英語習得への近道なのです。子供が受験英語だけで何とかいい学校に合格すればいいと考えるか、自由に英語をつかいこなし、海外の人と英語でコミュニケーションをとれるようになって欲しいと考えるか、親の判断力が問われていくと思います。
英検やTOEFLに関しては、「聞く・読む」事がある程度出来ていれば、それなりの結果を残せます。娘の場合も、これらの部分は伸びましたが、「話す・書く」については、まだまだです。さらなる努力が必要となってくるでしょう。英語といっても、どこを目指すかによって、進み方も考えていく事が大切です。
ちなみに、「書く」のは、インターに編入して1年たった時から、急に伸びました。英検3級以上だとライティングのテストがありますが、それくらいなら書けるようです。残るは「話す」ですが、これはですね、、なかなか難しいと言っています。恥ずかしがりやの性格というのもありますが、やはり国内インターナショナルスクールの場合、日本人や、日本語の話せる外国籍の生徒もいますし、学校以外では日本語環境なので、伸びが遅いよう。様子を見ていきたいと思います。
*とはいえ、国内のインターナショナルスクールって、日本人が通うには敷居が高く感じるのも事実です。けれでも効率的に利用する事で、この先の受験などでも英語で高得点を取れたりメリットもたくさん。
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