ふみサロ・リブリオエッセイ『やりぬく力とは人生ゲームのようなもの!?』

私はふみサロという文章サロンに参加しています。
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ふみサロ

月に1回、課題の本があり、それについて800字程度のエッセイを書きます。感想文ではなく、その本から感じた事をエッセイに落とし込むリブリオエッセイというもので、別に本を読んでもいいし、読まなくても良いのです。私は本が好きなので、基本的に読んでからエッセイを書いています。
今月の課題本はこちらでした。↓ ↓ ↓

『やり抜く力 GRIT(グリット)―人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける』アンジェラ・ダックワース(著)を読んで書いたリブリオエッセイ

親曰く、私は「こうと決めたら、どこまでもやり抜く」と言うのだが、やり始めてやめた事は過去にたくさんあったし、私の周りには国立大の助教授とか、子どもを保育園に預けながら学校に通い医療系の仕事についたとか、努力家で優秀な人が多いので、個人的には不思議に思っている。

ただ1つ、大学生の時に初めて海外に行き「世界の国々へ、行ける限り行ってみたい。」と思ったが、それは今でも続いている気はする。

当時の私は、そんな気持ちを持て余し、気のせいだと思い込もうとしていた。しかし、いくらそう思おうとしても消えてくれないので、とうとうあきらめて、「それならば、なるべく自分の気持ちを叶えてあげよう。」と思って始めた人生ゲームのようなものである。

当時は入るのがなかなか難しかった旅行会社へ何とか卒業寸前に就職した。旅行会社でも添乗のない会社というのは結構ある。面接の時に心がけたのは「会社のお金で旅行行きたいだけなヤツか。」と思われないように、添乗や出張の機会があるのかどうかだけはさりげなく確認した。

秘境地域専門の会社だったので、あまり自力で行けないような国に行こうと思い、ケニア、マダガスカル、ガラパゴス、ブラジル、ペルー、ボリビア、コスタリカ、モンゴルなど様々な国を訪れた。

カナダに滞在する為に退職してからは、ついでにアメリカにも行き、帰国後に今度はこれまで縁がなかったヨーロッパから商品を輸入する会社に就職して、イタリアやフランスに行く事が多かった。

新婚旅行には夫はどこでも良いと言うので、旅行会社時代に行きたかったけれど行けなかった南アフリカ・ボツワナ・ジンバブエの3カ国を巡る旅にして、南アフリカのガイドさんには「遠い日本からハネムーンで来る人は珍しい」と驚かれた。

夫の転勤で引っ越した時は別の輸入会社に転職したが、どこの国から輸入しているのかはやはり確認して、「お!今度はスイス、イタリア、香港、中国ね。イタリアはかぶるけどまぁいいか。」

そんな私も子どもが小さい頃は少し落ち着いていたが、今度は「子どもに広い世界を見せたい」と親子留学の準備をしているところである。

訪れた国は、30カ国を越えたあたりから数えるのもやめてしまった。感覚的には、世界地図を広げて少しずつ塗りつぶしているような気がしている。もしこれが「やり抜く力」と言えるのであれば、親の言っている事も当てはまるという事になる。

*一言で「やり抜く力」と言っても、それがどれくらいのものか人によって解釈も違うだろうし、難しいなと思った次第です。親は私が「やり抜く力」を持っているように言うけれど、私には兄と弟がいるので、その2人と比べるとマシというレベルで言っているのかな?とか、いやいや、私の周りには、もっと努力家でやり抜く力を持った人がたくさんいるし・・。と思いながら書いているうちに、なんだか自分が人生ゲームをやっているような気がしてきて、それも面白いなと思ったので、このような感じになりました。

ABOUTこの記事をかいた人

フルタイム勤務のワーママを経て、フリーランスへ。サロン開催、サークルや、PTA、学童の役員等で、多くのワーママと関わってきている。海外との仕事をする機会が多く、添乗や出張、旅行等で30カ国以上を訪問。 ドイツ親子留学が延期となり、娘は公立小学4年生からインターナショナルスクールへ転校し、卒業。 国際教育相談のサービスも展開するライター。
120時間のTEFL(Teaching English as a Foreign Language)コースを修了。
♦GCS認定コーチ
♦Points of You® Explorer(国際資格)
♦『edu JUMP!』『留学プレス』等でライターとしても活動
♦ Certificate of 120 Hour Advanced TEFL Course