社内で初の産休・育休取得、ワーママはどう行動すべき?

産休・育休をとって仕事に復帰するワーママは増えていますね。
私の周りでも、だいぶ普通になってきているかなぁ、という印象です。

しかしながら、私自身は社内で初の取得者だったので、結構勇気がいりました。
もし同じような立場の方がいらっしゃったら、何かの参考になればと思います。

中小企業でしたが、一応社内規定の整備は進めていて、その中には産休育休は取得出来ると記載されてはいました。しかし、若い社員が多く、私より年上の女性はお子さんがいらっしゃらなかったので、このままいくと、もしかして私が第1号になってしまうのでは?という状況でした。

誰か産休取ってくれないかなぁ?と思っていたのですが、残念ながらそれはなく、、
結局自分が1番になってしまいました。

仲良しの同僚はみんな「おめでとう~♪ママになるんだぁ。」と祝福してくれましたが、
これからどう進めて行くのか、を考えるとみんな同情のまなざし。
そもそもこの会社って、産休取れるの?」「だよね~。今まで誰も取ってないもんね。。」「一応社則には載ってたけど、、誰に言ったらいいんだろうね?」

イタリアから洋服や靴を輸入している会社で、雰囲気は洗練されていて今風な感じ。
うーん、、この中でただ1人、お腹が大きくなっていく自分を想像する事は全く出来ませんでした。

妊娠の報告と周囲の様子

色々と迷いましたが、安定期に入ってから上司に報告。上司は私が仕事を辞めるつもりなのだと思ったらしかったですが、産休育休を取りたい旨伝えると、困惑顔。
結局総務の女性と話をする事になったのですが、何しろ初めての事なので、こちらも
困り気味。一応会社として、ダメとも言えないので、取得する方向へ動いていく事にはなったものの、何も前例がないので、困りました。

会社に商品や不良品が届くと、輸入担当者としてはその段ボール箱を持ったりする事も
あるので、妊娠を知っている同僚が助けてくれたりしていましたが、
やはり公表しないと色々と不都合な事も出てきます。
私のイメージでは総務の方か上司が言ってくれるのかな?と思っていたのですが、朝礼の時に自分で報告したら?と言われて自分で報告しました。そういうもんなんですかね?

意外だったのは、、子供のいる男性社員数名が色々と話しかけてくれるようになった事です。
いや、別にそれまでも普通の話はしていましたが、「お腹大きくなってきたね~。つらくない?夜寝れてる?」とか、「子供産まれたらしばらくどっこにも行けないからさ、今のうちに出かけといた方がいいよ、マジで。」とか、実感こもった話をしてくれるようになったのです。

そういう彼らを見ていて、きっとこの人達も機会さえあれば、子供の話をしたかったんだろうけど、今まで子供のいる人が少なすぎたから、出来なかったんだなぁと思いました。

社長は、女性は子供が産まれたら仕事を辞めて、子どものそばにいるべきだ、と考えている事はよーくわかっていましたが、それでもまぁ、同僚が手筈を整えてくれ、フランスのジーンズブランドの代理店だったので、そのブランドのマタニティジーンズをプレゼントして頂きました。

5ヶ月くらいの時、私が担当しているイタリアの洋服メーカーが来日し、体調も良かったので、夜何名かと食事に行きました。
あきらかにお腹はふっくらしているので、「お~、今何ヶ月?」「Good luck !」と盛り上がっています。
しかしオーダーする時に、普通に私用にワインを頼むわけです。同僚が、「ちょっと~、彼女は妊婦よ、わかってるでしょ?」
と言っても、「ノープロブレム!僕のワイフも妊娠中ワインくらい飲んでいたよ。なぁ?」「そうだそうだ、みんな飲んでるよ!」
とひかない。
まぁ少しくらいなら大丈夫かなぁ、とちょっとだけ飲みました。

食後にコーヒーを頼むというので、コーヒーが好きな私は、あまり良くない事は知りつつも、「私もお願いします。」というと、イタリア人3人がギロッとこちらを向いて、

何言ってるんだ!妊婦だろ?コーヒーはNOだ!なぁ?」

「そうだそうだ、コーヒーは絶対ダメだ!」

と頼ませてくれませんでした。そりゃぁいい訳ではないけど、
時々1杯飲むくらいならまぁいいでしょう、ってお医者さんも言ってたよ。。
イタリアの妊婦はワインは飲むけど、コーヒーは飲まないんでしょうか・・?

自分の仕事をだれに引き継ぐのか、ギリギリまで何も言われないので、これは、、どうするんだ?と思っていたら、事務をしていた社員で英語の出来る人がいたので、その人に引き継ぐ事に。

つわりは軽めでしたが、やはりお腹が大きくなってくると、膀胱炎のようになり、会社からタクシーで病院に行ったり、貧血になったり、お腹が張ったりマイナートラブルはおきました。しかし、とても休める雰囲気ではないように感じて、仕事はちゃんとこなしていました。様々な手続きは総務の方がやってくれたので、それほど困る事もなく、不安は色々とあるものの、何とか産休に入れました。

個人的に納得がいかなかった点

産休に入る前がちょうど決算期で、通常なら面接をしてボーナス支給や昇給について話すのですが、ボーナスはもらえたものの、昇給はなし。これから産休に入るんだから、という事なのでしょうが、たまたまその年、私が担当していた数ブランドは軒並み売れて絶好調。その為に妊娠中であっても、ほとんど休む事なく対応にあたり、普通以上に仕事をしていたと思います。

妊娠していなかったら、おそらくそれなりに評価され、昇給もしていただろうと思うと、くやしかったです。1年間きっちりやりきったのに、と納得はいきませんでした。

産休・育休取得の心構え

社員が産休・育休に入るというのは、会社にとっては、特に中小企業にとってはやはり色々と面倒な事だと思います。それを考えると、当然の権利、という態度ではなく、感謝の気持ちは忘れない。そして産休・育休中をカバーしてくれる同僚に対しても迷惑をかけないように引き継ぐ。体調の許す限り、仕事には熱心に取り組む、という姿勢は大切だなと今でも思います。

お腹が大きくなってくると、時に子どもの事に気持ちがいってしまい、モチベーションを保つのが難しかった事もありました。それでも、仕事をやりきった、と思えたのは良かったかなと思います。

そして、私が初めて産休育休を取得してからはや数年、、今もその会社にいる同僚の話では、私の後に産休育休を取得する女性は増え続けているそうです。それを聞くと、色々と大変でしたが、取得して良かったなと思います。

 

ABOUTこの記事をかいた人

Keiko Hagi (羽木 桂子)

フルタイム勤務のワーキングマザーを経て、現在はドイツ親子留学に向け、フリーランスで働きながら準備中。夫は単身赴任中で、小学生の娘と2人暮らし。ワーキングマザーのサロン開催、サークルや、PTA、学童の役員等で、多くのワーキングマザーと関わってきている。海外との仕事をする機会が多く、添乗や出張、旅行等で30カ国以上を訪問。独自の視点をコーチングに活かし、ワーキングマザーをサポート中。
♦GCS認定コーチ
♦Points of You® Explorer(国際資格)