ワーキングマザーが悩むPTAのメリット、デメリット。仕事との両立は出来る?

ワーママ PTA Blue Booby

先日普段あまり愚痴ったりしないワーキングマザーである友人が珍しくPTAの事で愚痴っていました。
彼女は今年PTA委員になり、シフトを組む段階で仕事の都合で出るのが難しい日があり相談したところ、まとめ役の人に色々と言われたようです。

PTAとは?

娘が通っている小学校では、PTAに加入しますか?しませんか?と聞かれる事はなく、いつの間にか入会という事になっていて、会費も払っています。

PTAに対してはネガティブなイメージしかなかったのですが、しかも、PTAから配られたプリントを見て、仕事を理由にPTA委員を断れません、と書いてあるのを見て、そのイメージは倍増しましたけど、それでもやってみたら意外と良かったよ、という意見もあり、「どっちなんだ?」と思っていました。

やはり自分で経験してみないとよくわからないなぁと思いましたし、我が家では夫が転勤になる可能性があったので、いるうちに役員を引き受けてしまわなければ大変かも!と思い、1年生で、よく状況のわからないままに立候補してみる事にしました。

PTA活動のメリット・デメリットと仕事との両立

会長、副会長、広報、プール当番、校庭開放、ラジオ体操、ベルマーク等があり、ラジオ体操を希望しました。夏休み中だけがんばってこなせばいいので、1番短期集中型で終わるからです。ラジオ体操は夏休み中の早朝5日間、あとは、年に2回だけ午前中ベルマーク活動に参加する必要がありました。思っていたよりは、役員決めでトラブルになる事はなく、多少の調整は入ったものの、何とか希望通りラジオ体操係になる事が出来ました。

ちなみに、PTA委員はパパかママのどちらか決める必要はなく、その都度交代で参加してもらって構わないという事だったので、ラジオ体操を夫にお願いし、ベルマーク活動は私が出る事にしました。校庭解放は週末のみですが、1年に5回くらい担当しないといけないそうです。

でもまぁ、このようにパパとママで交代で出来そうな係もあるので、事前にどの係が出来そうかは先輩ワーママなどから情報を聞いておいて、出来そうな係を希望すれば多少やりやすくなると思います。

PTAのデメリットと言えば、やはり多くのワーキングマザーが懸念しているように、平日に何回も休む必要はありました。仕事を休めないワーママはどうしたらいいんだ?と、なりますよね。

ラジオ体操をどの日にするかを決めるだけで平日に一度集まり、ベルマークで2回休み、1年間役を務めてその反省会?みたいなのでも休み、、それ以外でも学校の個人面談や、授業参観等でも休んだので、さすがに子どもの事で休むのに比較的寛容な現在の会社でも、「そんなに学校行事ってあるの?」と言われてしまい、「すみません、今年はPTA委員なので。。」と言うしかありませんでした。

ラジオ体操をどの日にするかくらい、メール等のやりとりで何とかなりそうなのに、それだけの為に休むのはキツかったです。そういうところは今後、改善の余地がありそうです。係によってはライングループでやりとりをしていて、休まずに決まる事もあると後で聞きました。

・・・という事で、PTAで仕事を休めないワーマムは、ちょっと面倒でも「ラインかメールで連絡とりあいませんか?」と自ら提案した方が良さそうですね。

メリットと言えば、まぁ、活動自体は夫も「今日のラジオ体操、○○ちゃんと○○ちゃんが来てたよ。」と、娘の友達や学童仲間を見つけては楽しそうに話していましたし、私が参加したベルマーク活動でも、皆さんおしゃべりしながらもちゃきちゃきと作業をこなし、和気あいあいとした雰囲気。全然嫌な思いはしませんでした。何となく、PTAをされているのは専業主婦の方が多いのかな?と思っていたら、まぁその通りなのですが、皆さん手早いし、気がきくし・・私なんて教えてもらって、さらに終わらない作業を数名のママがさっと手伝ってくれて、とてもお世話になりました(苦笑)。

子どもが小学生になると、保育園と違い送り迎えもなくなりますし、学校行事以外で、学校に行く事がなくなるので、子どもや先生の様子がわかりません。PTAの活動で学校に行く事が増えれば、時には休み時間などにどうしてるかな~?とか、先生はどんな感じで子どもに接してるのかな?とか、ちょっとのぞいてみたいな、、とか思うので、PTAの活動に関わって、我が子が通う学校の様子を知れる事はいいと思います。

参加してから色々と考えて、何がこんなに問題になっているのか?と考えると、PTAの制度云々という事もありますが、それだけではなく、日本の会社、組織、世の中そのものが、PTAに参加する為に仕事を休む事に対して寛容ではなく、休みを取りたい、と言い出しにくい、休みにくい雰囲気も非常に問題なのでは?と思いました。

要するに、、

学校からは、仕事はPTAをやらない理由にならないので、休んで参加しなさい、と言われ、

会社からは、「なんでそんなに学校行事で休まなければならないの?」と言われて、

すみません、すみません、と悪い事をしている訳でもないのに謝らなければならない、ていう状況が嫌なのであって、活動自体が嫌なのではないんだよなぁと。

PTA活動をパパではなく、ママの方が担当する事が多いのも、パパがPTAで休む事に対して、世の中が否定的なので、結局それがママに回ってくる場合が多いですよね?

それに、、例えば、専業主婦だから時間あるよね?っていうのも失礼な話。例えば上の子が小学生で、下の子が産まれたばかり、親は遠くて近くに頼りになる人がいない。ダンナさんは仕事を休めない。という状況の場合、どうなのでしょう?困りますよねぇ。

フリーランスの友人は「もー、PTAの話してると、会社員の人からは、フリーランスだから時間自由になるでしょう?って感じで言われるけど、フリーランスの場合は、私以外に代りに仕事をしてくれる人がいないんだから、PTAの為に、せっかく苦労して受注した仕事を断る訳にもいかない。意外と時間は自由にならないんだけど。。」と嘆いていました。
確かに、、それもそうですね。

海外では共働き家庭が多い為、保護者会などは平日の19時くらいからスタートする事が多いです。ニューヨークにいた時は、滞在していたお家のママは小学校の先生だったので、保護者会に先生として参加する為に、夜出かけて行っていました。フランスやドイツなどヨーロッパでもだいたいそうです。

しかし、、日本でそうしようと思ったら、、

平日のこの時間帯、パパはまだ仕事中で家にいない家庭が多くありませんか?

そうすると、確かにワーキングマザーは会社を気兼ねして休む必要はなくなるので助かりますが、専業ママも、ワーマムも、パパは家にいないという状況なのは変わりません。そうすると、、小さい子は家に置いていけませんから、、ほとんどのママが小さい子供を連れて学校に行かなくてはいけなくなりますよね。

それはそれで大変・・・ですよね。託児所を用意してくれるっていう事はないでしょうし。。

個人的には、もし私が学校と会社の板挟みになって嫌な思いをしなくても良いのなら、

PTA活動の為に休みを取る事を「全然オッケー!ノープロブレム!」っていう雰囲気なら、またPTA以外でも個人面談などで時々休まなければならないけれど、それが問題にならないのであれば、PTAの活動に関わる事は全然問題ありません。

 

今後のPTAの在り方についてワーキングマザーとして思う事

PTAは原則自由参加なのに、強制的に参加させられる、、のは納得がいかないし、中には逃げ切る方もいらっしゃいます。(娘の学校の場合。)

ですので、個人的には自由参加という原則にのっとり、自由参加にしたら良いのではないかと思います。

もし本当に自由参加にしてしまったら、希望者がいなくなり、成り立たなくなる、と懸念されると聞きますが、

私も夫も、参加してみたら全然嫌ではなく、それなりに意義も感じました。
周囲の話を聞いていても、そういう人は多いです。

欧米では、ボランティア活動に従事する人が非常に多い、という話を聞いた事はありませんか?私が滞在していたニューヨークやバンクーバーでは、非常に盛んでした。ニューヨークでは、滞在していたお家の人に連れられて、私も参加しました。
私は、なぜなら、それを行うだけの時間的・精神的余裕があるからだと思っています。

もう少し社会全体的に、有給を取りやすくなるとか、残業が減る、という方向にシフトしていき、余裕が持てる世の中になっていけば、PTAも自由参加で成り立つのではないかと思っています。

活動自体、昼間だけではなく、時には夜に行う事も可能になるかもしれませんよね。

個人的にはそういう願いを込めて、この”PTA問題”の行く先を時々見守っていこうかなぁと思っています。

今年度PTA委員だよ~、あるいはこれから委員や役員になるかもしれない皆さん、お疲れ様です。。

今は過渡期だと思って、何とかそれぞれにこなしていきたいですよね。

 

ABOUTこの記事をかいた人

Keiko Hagi (羽木 桂子)

フルタイム勤務のワーキングマザーを経て、現在はドイツ親子留学に向け、フリーランスで働きながら準備中。夫は単身赴任中で、小学生の娘と2人暮らし。ワーキングマザーのサロン開催、サークルや、PTA、学童の役員等で、多くのワーキングマザーと関わってきている。海外との仕事をする機会が多く、添乗や出張、旅行等で30カ国以上を訪問。独自の視点をコーチングに活かし、ワーキングマザーをサポート中。
♦GCS認定コーチ
♦Points of You® Explorer(国際資格)