私は貿易事務や生産管理の仕事が長く、海外の展示会の通訳等で出張も行っていたので、「英語ペラペラなんですね~。」と言われますが、ペラペラと言えるレベルではありません。でも、何とか相手の言っている事は理解し、こちらの意図を英語で伝える事が出来ます。この程度の英語が出来ると仕事に活かせますし、人生がより豊かに、楽しくなります。
でも、英語学習って挫折しやすいですよねぇ。どうやったら続けられるのでしょうか?英語学習で何度も挫折してしまう人は、英語が出来るとどんな世界が待っているのかを知れると、モチベーションがあがります。
目指すゴールと、その先の明るい未来が全く見えなかったら、そりゃぁ・・挫折しますよね。私の個人的な体験からくる話満載ですが、興味のある方はおつきあい頂けると幸いです。
私が目指していたのは、「ワーホリでカナダに1年間滞在して、英語ペラペラになって、輸入会社で働く!」でした。途中で、1年間じゃ英語ペラペラは難しいと気がつき、なるべく英語ネイティブと話す環境を作ろうと思い、カナダ国内を移動。最後には、知り合いのカナダ人の紹介でニューヨークでベビーシッターをして3ヶ月滞在。それから、カナダの観光ビザに切り替えて、TOEICの勉強をしてから帰国しました。
結果的に、何とか英語で意思疎通が出来るレベルまではいき、輸入代理店に就職して収入もアップ。後に夫の急な転勤で仕事を辞めてついていく決断をした時も、引っ越してすぐ、正社員での転職が決まりました。このように、人生の思いもよらない変化にも対応出来るのは心強いです。
Table of Contents
英語で意思疎通が出来るとこんな世界が待っている
仕事編
仕事では、幅が広がり、収入もあがりやすいです。私の場合は、英語+貿易事務という混み合わせをキャリアの柱としたのですが、派遣でも契約社員でも、正社員でも、仕事は見つかりやすいですし、普通の事務職と比べると給料も高めです。転職も比較的しやすいですし、扱う商品が増えたりすると、知識も増えるので、経験として積み重なっていきます。
ワーキングマザーになってからは、会社にいなくても出来る仕事が多いので、子供が病気の時などは家のパソコンで仕事をしてました。周りに迷惑をかける事が少なかったので、休む事への罪悪感も少なかったですね。
英語+プログラミングとか、英語だけでなく、何かとセットで強みがあるとよりいいです。私の周りは英語やイタリア語など、語学が出来る人が多いのですが、子育てに専念したいなど自主的に働いていない人を覗いて、英語が出来るのに仕事がない、という人はいないですね~。今は様々な翻訳アプリ等もあり、英語が出来るくらいじゃやっていけないんじゃ?と思うかもしれませんが、まだまだ需要はあります。
生活編
よく言われるのは、何かネット検索する時に、日本語の情報と英語の情報では量が全然違うというのは、本当です。
日本で買うと高いけれど、海外のサイトで安く販売していたり、日本未発売の物など、英語でやりとりして個人輸入して安く買う事も出来ます。
ちょっとした問い合わせなどを英語で出来ると、非常に助かります。
番外編
海外の人と話せると、「日本ではこれが常識だけど、海外ではそうでもないんだな。」という、日本独特の固定観念に縛られなくなります。「ああしなきゃ。」「こうしなきゃ。」って考えるより、精神的に自由でいられます。
全く違う考え方を知る事もあれば、国は違っても同じような事で悩んでるんだな~とか感じる事もあります。色んな考え方を知れる事が楽しいのです。
印象に残った話をいくつかご紹介します!
南アフリカの英語ガイドさん
私は秘境地域専門の旅行会社に勤めていた事もあり、新婚旅行は、南アフリカ、ボツワナ、ジンバブエを訪れました。ケープタウンでは、喜望峰など車での移動が多かったので、ガイドさんと車中色んな話をしました。ガイドさんは、政府系の仕事をしているキャリアウーマンの奥さんと、最近別れたそう。理由を聞くと、自分はガイドなので、仕事で普段あちこちに出掛けている。休みの日は家でゆっくりしたい。でも奥さんは逆で、普段は同じオフィスに出勤して働いているので、休みの日は出掛けたい。
意見が合わず休みの度に喧嘩になってしまい、とうとう離婚。子供は奥さんが引き取ったが、子供に会いたいんだ、と言っていました。私達が新婚旅行で来ていると知っているので、「あなた達には、上手くいって欲しいと思ってるよ。あっはっは~。」と笑っていましたが、夫婦の意見の不一致とか、日本でもケープタウンでも、一緒なんだなと思いましたね。
イェール大卒のアメリカ人
先日、知り合いのアメリカ人が来日したので、一緒に京都観光をした際、私は「日本は入学前に試験があるのが、良いとは思えない。そこで過度の競争が起きるし、入学してしまえば卒業するのはラクだから勉強しなくなる。それよりも、入学はもう少し敷居が低くて、卒業が難しい方がもっと勉強するし、もっとその人の為になると思う。」と話しました。
アメリカの名門イェール大学を卒業し、博士号も持っているこの知り合いは(全身タトゥーいれてて、見た目ではイェール大卒には見えないけど。)、フーム・・・、と唸って深く考える表情をした後、おもむろにこういいました。「I think you are right.」理由は私と同じでした。こういう話を日本人同士でしても、「海外はそうだもんね~。その方がいいのかなぁ?」で終わってしまいます。イエール大卒のアメリカ人に、同意してもらえて、その後各国の教育論にまで話が及び、とても勉強になる会話が出来ました。
イタリア人男性には料理上手をアピールすると良い??
あるイタリアのバッグメーカーの女性社長と話した時には、「私の母は、とにかくイタリアの男性は、女性が料理上手じゃないとダメだと言って、料理はすごくさせられたわ。」と話していました。彼女の場合は、ダンナ様が社長をしている会社に社員として入社し、後にその社長と結婚し、さらには彼女が社長になって別会社を立ち上げて成功しているので、そのサクセスストーリーを知っている私には、「なるほど・・。イタリア人男性を落とすには料理か!」と、落とす気もないけど、勉強になりました 笑。
など、他にも色々とあるんですが、とりあえずこれくらいにしときます。
まとめ
英語学習は、モチベーションの継続が重要になってきますが、英語が出来ると世界がこんなに変わる!と知ると、ゴールが見えやすいので、自然と頑張れます。
英語で意思疎通が出来るくらいになると、仕事も単純に収入アップできたり、転職しやすくなったりします。英語が出来るだけではなく、プラスアルファで何かがあると、さらに良いです。
それ以外にも、ネットで情報を探すにしても、日本語だけで検索するよりも英語で検索した方が情報量が違います。そして、様々なバックグラウンドを持つ人と話が出来るので、世界が広がります。
英語の勉強法についてはまた書いていきたいと思います。
HAVE A GOOD DAY !