ワーママが今から出来る事ージェンダーギャップを刷り込まない子育て

知り合いのワーママが、男の子の子育てについて語っていた言葉が印象的だったので、シェアしたいと思います。

「男の子なんだから、○○しなさい、とか男の子なんだから、○○しちゃダメとは言わないようにしてる。」というもの。ワーママとして働いていると、様々な場面で、少なからずジェンダーギャップを感じる事があります。それを減らしていこうと思ったら、まずは我が子が小さいうちから、そういう差別を刷り込まれないように育てたいという事でした。そして大人になった時に、少しでも男女差別的な考えをしないようになってくれたらいいかな、という事です。

確かに、そう言われてみると、我が家は娘ですが、ママ友が自分の息子とうちの娘が一緒に遊んでいるのを見て、息子に「男の子なんだから、女の子に優しくしないとダメだよ~。」とか、言ってる事がありますね。でもよく考えるとヘンなんですよ。では、女の子は男の子に優しくしなくていいのだろうか?ーいやいや、そういう訳ではないですよね。

私達親は、自分が子どもの頃に親から言われていた事を、自分の子どもに言ってしまっている事はよくあります。けれども、それでいい場合もあれば、よくない場合もあります。男の子に限らず、女の子にも、無意識にジェンダーギャップ、男女という性別の差による意識や行動の違いを刷り込まないように、気をつけたいものです。

社会や家庭で感じるジェンダーギャップ

色んな国の方々と接してきましたが、その中でも残念ながら日本は、性別による差別が色濃く残る国だなと感じています。

私の周りは共働き家庭が多く、特に娘が通っている学童は、保護者が運営しているという特殊な学童だからか、比較的パパも子育てに積極的に関わっている家庭が多いのですが、それでも話を聞いていると、家事や子どもの教育などママの負担が多いなと感じます。

仕事をして、家では、料理を作ったり、掃除、洗濯、子ども達の世話、学校の連絡帳の確認やら、宿題やら・・。連絡帳を親が確認してサインして下さいと結構しつこく言われるんですが、私は最近はほとんどやってないですよー。親って、ママがやるんでしょ?って思っちゃいます。娘の場合は、学校から言われた宿題や持ち物の準備を親が毎日確認しなくても、自分で基本出来ているので、それでも親が毎日確認してサインする必要性を感じません・・。

でも逆に、例えばママがワンオペ育児になってしまうのは、パパが残業していて家に早く帰れない事が大きな原因ですが、パパが好きで仕事を優先している場合もあるでしょうが、そうじゃない場合もあるのかな?と思います。

本当はパパだって早く家に帰って、家事育児に参加して、家族と過ごしたいと思っても、男性が家事と育児の為に早く帰りたいとは言いづらい場合もあるかもしれません。これも男女差別になりますよね。とは言え、決して女性だから、家事育児の為に残業せずに帰りたいと言いやすい訳ではないですが。

「女性が輝ける社会へ」なんて一時期言われていましたが・・、あれもどうなのでしょうか?男性は輝いてるけど、女性は輝いていないのでしょうか?

職場で感じるジェンダーギャップ

職場でのジェンダーギャップについては、職種によってかなり違うので、一概に語るのは難しいですが、それでも差別を全く感じないという方が少ないのではないでしょうか?

シェリル・サンドバーグの『LEAN IN』を読んで、彼女のような職歴と職場でも、多少なりとも差別を感じるのであれば、一体どうしたら良いのかと考えてしまいます。

うまく職種を選びつつも、多少はジェンダーギャップはあるものと考えて、うまくつきあっていけるといいですね。

受験で浮き彫りになるジェンダーギャップ

私の周りでは、受験による男女差別が結構普通にあります。多いのは、子どもが男の子と女の子の場合です。

我が家はもともと夫の転勤で引っ越してきたので、よく分かっていなかったのですが、中学受験が盛んな地域なのです。小学4年生くらいになると、塾に通って中学受験を目指す子どもが多いのですが、塾代だけで車1台が買えると言われています。そうなると、息子には受験させるけど、娘は、本人が受験したいって言い出したらしようかな。そして、私立ではなく、出来れば国立大の付属に行ってくれないかな~、と考える家庭が多いです。

気持ちはよ~く分かります。共働きでも、高い塾代、私学の学費を考えると、大変ですよね。けれども、娘からしたら、もうこの年齢で「女の子って男の子と比べたら、そんなもんなんなんだ。」と思う可能性はあります。親がそういう選択をすると、娘の方はどう感じるのか。そこを考慮して、受験についても考えていけたらいいですよね。

 

私の場合

私は兄と弟がいるので、小さい頃は、3人一緒平等に育てられていたと思いますが、成長するにつれ、男女差別はありましたね。「男の子は家事出来なくてもいいけど、女の子は家事が出来ないと困るから。」と言われて、私だけお手伝いが多かったり。母は明るく優しい性格で、普段は理不尽な事を言う人ではなかっただけに、嫌でしたね。

あとは、大学受験の時に、「女の子なんだから、別に大学に行かなくてもいいんじゃない?」とか。無理くり行かせてもらいましたが、私だけ『浪人、1人暮らしはNG』という条件付きでした。

旅行会社で働いていた頃は、男性社員も女子社員も、全く同じ仕事内容でしたし、女性社員の方が人数が多く、しかも優秀な人が多かったので、今考えるとこの時期に、男女差別を意識した事はほとんどなかったです。

輸入卸会社は、何社か経験しましたが、営業は男性が多くて、女性は語学が出来て、優秀な女性社員が多かったですが、男性営業のサポート的な仕事もあり、女性の方が低い立ち位置な雰囲気の会社はありました。

自分が男女差別で嫌な思いをしてきたので、結婚相手にはそうじゃない人がいいと思ったのか、夫は基本的にはそういう考え方をしない方です。娘はこれからジェンダー差別を感じる事はあるかもしれませんが、少なくとも今のうちから刷り込まないようにはしています。

まとめ

性別による差別は社会や家庭や、職場など様々な場面で感じるというのが残念ながら現実です。これはすぐにどうにかなるものではないと思いますが、ワーママ友達が「自分の息子が大きくなった時に差別をしないように、男の子なんだから○○しなさいとか、○○しちゃダメとは言わないようにしている。」という言葉に、ハッとさせられました。小さい頃から親が子どもに男女差別をしないように、そういう意識を刷り込まないように。これはもちろん女の子であっても同じですよね。

私達ワーママが、社会で、家庭で、職場で感じてきたジェンダーギャップを感じないような世の中になったら素敵です。

小さい時から「男の子なんだから。」「女の子なんだから。」と言っていると、本来ジェンダーギャップという意識がない子どもに、そういう意識を植え付けてしまうかもしれません。正解がないので手探りですが、そういう子育てが出来るといいですね。

ABOUTこの記事をかいた人

Keiko Hagi (羽木 桂子)

フルタイム勤務のワーキングマザーを経て、現在はドイツ親子留学に向け、フリーランスで働きながら準備中。夫は単身赴任中で、小学生の娘と2人暮らし。ワーキングマザーのサロン開催、サークルや、PTA、学童の役員等で、多くのワーキングマザーと関わってきている。海外との仕事をする機会が多く、添乗や出張、旅行等で30カ国以上を訪問。独自の視点をコーチングに活かし、ワーキングマザーをサポート中。
♦GCS認定コーチ
♦Points of You® Explorer(国際資格)