我が家の娘は公立小学校の4年生から、インターナショナルスクールに編入しました。4年生を終えて、8月末からは5年生になります。この1年間で英語での授業には何とかついていけるようになり、英検4級に合格しました。TOEFL Primary Step2では、B2に近いA1でした。英検だと準2級~2級に相当するそうです。
最近では、公立小学校からインターナショナルスクールへの転校を考えているという保護者から、お問い合わせを頂いたりします。あまり情報がないので、不安にもなりますよね。我が家もそうでした。
英検については、目安として分かりやすいので受験していますが、我が家はそこまで英検に価値を置いている訳ではありません。2級以上になると、急に単語が難しくなり、英検に合格する為にある程度勉強しないと合格しないだろうと思いますので、単純に英語力の強化の為であれば、TOEFLの方が良いのかなと思っています。
どちらにしろ、小学生のうちから英語が出来るとどんな良い事があるのか、知っておくと今後の進み方も変わるかもしれません。
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英語を学び、色んな国の人と交流し、世界を広いと先に知った上で、進路や職業、生き方を選択出来る
個人的には、大前提として英語云々の前に、世界って日本だけじゃないんだ。もっともっと広いんだ・・と、早めに知っておいた方が良いと思っています。今後は日本だけで、日本語だけで生涯生きていけるかどうかも分かりません。それらを知った上で、学校を選び、職業を選択していける方が良くないでしょうか。
英語は世界共通語なので、英語を学ぶと英語圏だけでなく、色んな国の人達とコミュニケーションを取る事が出来るようになります。
今は小学生や中学生からスマホを持っている事は、珍しくありません。子供のうちから自分でGoogle検索をしますし、You Tubeも見ます。Amazon Prime等で色んなアニメ、ドラマなども見ますよね。自分で発信しようと思えばする事も出来ます。その際に、日本語だけでなく英語も出来ると、実際に海外に行く事がなくても世界が広がるのです。
語学の臨界期は10~15歳くらいまでと言われている
語学の臨界期は10~15歳くらいまでと言われています。もちろん、この年齢以降でも語学を身に付ける事は可能ですよ!私もそうでした。ですが、記憶力や適応力は衰えていくので、単純に苦労しますし、時間もかかりますし、数倍の努力が必要になってきます。
娘を見ていると、学校の授業は英語で、語学の授業で英語とドイツ語を学んでいます。しかし、学校以外では英語の勉強はそれほどしていません。それでもラクラクと英検4級やTOEFL Primary Step1,Step2で結果が出ています。大人になってから苦労して英語を勉強し、通訳出来るまでになった私としては、単純に羨ましいです 笑。
中学・高校・大学・社会人になってから英語を学ぶよりも、小学生の方が学びやすい
私自身は旅行会社に就職して4年半働き、会社を辞めてカナダ・アメリカに滞在して英語を学びました。滞在したのは1年4ヶ月ですが、それ以前にも超絶忙しい仕事の合間に、英会話スクールに通ったりしましたが、あまり上達しませんでした。
会社員をされた事のある方はご理解頂けると思いますが、残業があったり、仕事をしながら英会話を学ぶのって、まぁまぁ大変です。さらに、会社を辞めて海外に長期滞在するのは、それなりに勇気のいる事でもあります。
では、中学・高校・大学はどうかといいますと、中学生くらいになると、英語以外の教科も内容が難しくなるので、その勉強や塾に通う生徒も増えますし、部活動もあり忙しいですよね。高校受験・大学受験への影響も考えると、中学・高校の6年間の間に、2~3年留学するのは、留学してそのまま海外の大学に進学するなら良いと思いますが、日本に戻る場合には、タイミングを考える必要があります。そして、この年齢で国内のインターナショナルスクールへ転校するには、受け入れてくれる学校がかなり限られてしまいます。
大学からの留学の方が行きやすいと思いますが、今の時代だと既に、ちょっと遅いかなと思います。でもまぁ、就職する前に行く方がいいですね。
小学生だと、低学年であれば英語が出来なくても受け入れてくれるインターナショナルスクールはありますし、我が家のように、4年生でも受け入れてくれる場合もあります。
インターナショナルスクールでは、我が家もそうですが、国際バカロレア認定校なので、ユニットと呼ばれる国際バカロレア独特の授業はありますが、日本の理科、社会の授業がありません。そういうインターでやらない授業はどうするのかと言いますと、これは塾やオンラインなどでいくらでも学ぶ事が出来ます。
小学生のうちは、そこまで内容が難しくないので、それでも何とかなります。インターは夏休みなどまとまった長期休みがあり、宿題も出ない場合が多いですので、我が家はそういう時期にまとめてスタディサプリで勉強しています。スタディサプリは、日本の教科書に沿った授業をオンラインでやっているので、いつでも勉強出来て、費用も安いです。
先ほども書いていますが、中学生・高校生が同じ事をやろうとすると、ちょっと大変かなと思います。
小学生で英語が出来るようになるメリットは受験でも大きい
小学生のうちに、英検2級程度の英語力が身に付くと、高校受験・大学受験で点数の加算があったり、優遇されます。
それに、中学・高校で英語の勉強に時間を割く必要はありません。忘れない為の努力は必要ですが、大学受験の英語でも、それほど勉強しなくても高得点を取れるでしょう。3教科で私立大学だけを受験する場合は、英語はそこまで勉強しなくてもいいので、他の2教科を集中して勉強すれば良い訳です。これはかなりのメリットでしょう。
小学生からインターナショナルスクールに通うと、日本語は大丈夫?
ネット上で調べると、日本人がインターナショナルスクールに通う事に関する否定的な意見が、たくさん出てきます。英語は出来ても日本語が出来なくなるという意見です。これについては、家庭での取り組みやインターナショナルスクールによって違いますので、一概には言えませんが、国内のインターナショナルスクールに通っている場合、学校以外では日本語環境です。学校にいる間の6~7時間が英語環境になっても、それ以外が日本語環境であれば、そう心配する必要はありません。ただし、ある程度サポートは必要です。
私は日本語学科を卒業し、日本語教員養成講座を修了しています。その立場からの意見ですが、英語より日本語の方が数倍難しいです。英語は日本語と比べるとそこまで難しくありません。ですので、海外でずっと生きていくのではなく、基本的に日本で生活していくと想定している場合や、海外に行っても日本と関わりのある仕事をしたいという場合は、インターナショナルスクールでも国語の授業をやってくれる学校を選ぶ、また、並行して家庭学習や公文や塾等で、日本語力の向上を目指した方がベターです。特に漢字は意識して覚える必要があります。
国内インターの場合、英語圏出身の先生でもある程度日本語が話せる先生も意外といらっしゃいます。でもやはり、漢字が難しいので、読み書きは苦手という先生がすごく多いそうです。・・・でしょうね。アルファベットを使う言語は基本アルファベットだけ覚えればいいですからね。。
まとめ
小学生くらいで英検2級程度の英語が出来ていると、これだけのメリットがあります。要するに、本当は英語なんてダラダラと何年もかけて勉強していくより、先に数年集中してやってしまうのが1番いいんですよね。
我が家はドイツ親子留学で英語とドイツ語を先にやる予定が新型コロナの影響で延期になったので、国内のインターナショナルスクールに転校してそれを実践中です。
インターナショナルスクールは誰でも出来る選択肢ではないかもと考えがちですが、どうでしょうか?今は安めの学校も増えてきているので、中学受験を考えている家庭なら、数年くらいなら何とかなるかもという場合もあります。
ちなみに娘が通っているインターナショナルスクールは、昨年は我が家も含め、何人か編入出来ましたが、今年は定員が一杯になってしまい、新規の受け入れを停止してしまいました。色々と迷っているうちに、状況は変化します。早め早めに動きましょう。
インター以外の選択肢だと、英語の学童や、オンライン英会話、オンラインのインターなどもあります。どうやって進めばいいのか迷っている場合には、ご相談下さい。
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