幼児教育・保育園無償化をどう考える?ワーキングマザー達の本音

先日、ワーキングマザー数人で色々と話していたら、幼児教育無償化の話が出ました。

保育園無償化に対するワーキングマザー達の本音は・・

中には、「えー?なんですか!それ、知らなかった~!!」と驚いているママもいました。
私も初めて聞いた時は、ものすごく驚きました。。
我が家の場合、娘は小学生なので、お友達も既に保育園を卒園している子が多く、みんな口々に
「保育園代、今まで一体いくら払ったと思ってるのー!!」と、特に3人の子どもが11年かけて保育園を卒園してしまったママなどは、ほとんど悶絶していました。。
「保育園無償化、ずるい~。」とかもね、誰かが悪い訳ではないけれど、いいたくなります。。

そりゃぁそうですよね。
我が家だって、一人とはいえ、2度転園しましたが、ほぼ丸6年通いましたので、ざっくり計算してみたら
270万くらい払っておりました。。
東京の方が保育園代が安かったので、半年間だけ民間の無認可園に通ったとはいえ、他の家庭と比べるとまだ安い方かもしれません。ずっと関西の保育園で、子ども3人だと、、考えただけで気が遠くなります。
ああ、このお金があったら何が出来ただろう?と考えてしまいます。

そういう訳で、我が家的には、今更感しか感じませんでした。
しかし、疑問に思ったのは、今でさえ、保育園に入れず苦労している周りのワーキングマザーの悲鳴を聞いている状態なのに、先に保育園を増やして待機児童を減らさなくて良いのだろうか?という事です。

今から保育園に入園する家庭や、既に保育園に入園しているけれど、在園中に無償化になる家庭はやはり助かるし、嬉しいだろうなと思っていました。しかし、実際にそういうワーキングマザー達の話を聞いてみると、思っていた以上にネガティブな反応が返ってきたのです。

まず、今育休中のママは、出来れば0歳児の時に仕事復帰するよりも、1歳の時に復帰したい。タイミング的には1歳児の時に復帰出来れば、無償化後になるので、無駄な保育園代を払わずに済むから、という事でした。もちろん、それはその通りですよね。

しかし、、、と彼女の話は続きます。みんなが同じ事を考えるだろうから、今だって1歳児から入園出来るかどうかわからないのに、よけい入園のハードルが高くなりそう。
そして、もし1歳児で入れなかったら、無認可園等に行くしかない。そうすると、無償ではなくなってしまう、、それはそれで、どうしたらいいのか・・という事でした。

また、やはり他の育休中のママからも、「私達は、別に無償化を求めている訳ではない。多少お金がかかっても、それはある程度仕方がないって思っている。なのに、政府のどうだ!タダにしてやったぞ、みたいな感じに違和感を覚える。」という意見でした。

他にも聞かれたのは、やはり、無償化になると言っても、そのお金がどこから出ているのかと考えると、結局私達が払う税金から出ている。保育園代が無償になったとしても、他で税金取られるなら、結局意味がないのではないか?・・という事でした。

保育園無償化の前にやって欲しいのは待機児童を減らす事

いろんなワーキングマザーと話してみましたが、やはり保育園の無償化を進める前に、待機児童を減らす方に税金を使って欲しかったというのはほとんどのワーキングマザーが思うところです。

政府のどうだ!みたいな態度、、というのも、その前に、政府の提唱する「女性が輝く社会」という政策に、既に女性達はイラッとしている方が多いからではないでしょうか。

「女性が輝く社会へ」というのも、目指しているところはわからなくはありません。
でも、もう少し別の言い方はないものでしょうか?まず最初に、「私達女性は輝いていないと思われているのか?」と感じてしまいます。

「育児休業を3年へ」という案も1時期話に出ました。あぁ~、そこじゃないんだけどな。。って感じた方もいらっしゃるでしょう。
このような女性が関わる全ての政策に、そこじゃないんだけどなぁ。。と、ズレている、のは困りものです。日本では、育児休業を取得するのはほとんどママ。ママの育児休業を3年に増やすよりも、パパが育児休業を取得しやすくして欲しいとか、そもそも3年も、会社が復帰を待ってくれるとは思えないとか、また話は戻りますが、それよりも待機児童を減らして欲しいです。ちゃんと保育園に入れれば、3年も育休を取らなくても良い訳ですから。

保育園無償化に関してはパパだって反対

今年、1歳児の認可保育園を全て落ちて、仕方なく無認可のマンションの1室でやっている小さな保育園に預けている友人の話では、幼児教育無償化の話を聞いて、パパの方が怒って、政府に、幼児教育無償化よりも、保育園を増やして待機児童を減らして欲しい、という嘆願書を出したという事です。
政府からは形ばかりの、「善処するよう努力します。」というような内容の返事がきたという事でした。

政府が何かしら、やらなければと努力しているのはわかります。けれど、やはり、まずは保育園の待機児童問題を先に何とかして欲しい。
保育園が決まるのは、だいたい仕事に復帰する直前です。それまでの間、ずっと保育園の事を悩みながら小さい子供の世話をし、復帰後の生活や仕事について心配し、、というのは本当に落ち着きません。
私だって、保育園に入園出来るとわかっていたら、もっと安らかに育休期間を過ごせただろうな、と思います。
受け入れ側だって、いつ復帰してくるかわからない社員に対して、どう対応していいかわからないでしょう。
保育園の待機児童問題が解消されたら、どうだ!って言われても、イラっとこなくなると思います。

いちいち、「どうだ!」と、アピールする必要もないかと思いますが、少なくとも今より素直に、
「ありがとうございます。」と感謝出来そうな気がしますね~。

 

 

 

 

ABOUTこの記事をかいた人

Keiko Hagi (羽木 桂子)

フルタイム勤務のワーキングマザーを経て、現在はドイツ親子留学に向け、フリーランスで働きながら準備中。夫は単身赴任中で、小学生の娘と2人暮らし。ワーキングマザーのサロン開催、サークルや、PTA、学童の役員等で、多くのワーキングマザーと関わってきている。海外との仕事をする機会が多く、添乗や出張、旅行等で30カ国以上を訪問。独自の視点をコーチングに活かし、ワーキングマザーをサポート中。*GCS認定コーチ。